1年限りの大型連休が有利に働くチーム、不利になるチームは? 2019年10連休時の試合日程

パ・リーグ インサイト 望月遼太

2018.11.7(水) 16:30

 日本野球機構は11月7日、2019年度のセ・パ公式戦の日程を発表した。

 来る2019年に向けて話題となっている事象のひとつは、新天皇の即位に伴って、ゴールデンウィーク期間中に10連休が組まれるという方針が具体化しつつあることだ。そこで、今回は10連休中のパ・リーグ公式戦の日程はどのようになっているのか、確認していきたい。

 10連休中のパ・リーグ公式戦の開催予定は以下の通り。(主催チームが左側)

・4月27日(土)~29日(月) 3連戦
北海道日本ハムvs福岡ソフトバンク
東北楽天vs千葉ロッテ
オリックスvs埼玉西武

・4月30日(火)
移動日

・5月1日(水)~5月3日(金) 3連戦
埼玉西武vs北海道日本ハム
オリックスvs千葉ロッテ
福岡ソフトバンクvs東北楽天

・5月4日(土)~5月6日(月) 3連戦
埼玉西武vs東北楽天
千葉ロッテvs北海道日本ハム
福岡ソフトバンクvsオリックス

 以上のように、現時点では10連戦のような過酷な日程が組まれているわけではなく、間に移動日が挟まることで、3連戦+6連戦という形がとられる予定となっている。

 この10連戦の日程に限って言えば、後半の6連戦をすべて本拠地で戦える埼玉西武と福岡ソフトバンクがやや有利かもしれない。また、最初の6試合が本拠地開催の試合となっているオリックスも、比較的恵まれた日程と言えそうだ。

 一方、宮城→福岡→埼玉という長距離の移動を行う形となる東北楽天と、そこまでではないにせよ、宮城→大阪→千葉という長い移動を経験する見通しの千葉ロッテは、この連休中に多少の向かい風を覚悟しなければならないかもしれない。

 例年も、ゴールデンウィークの期間中は多くの野球ファンが球場に足を運ぶが、より時間的に余裕を持てる人々が増えるであろう2019年の同期間は、さらなる客足の向上も見込めるだろう。1年限りの超大型連休における各球団の戦いぶりは、はたしてどのようなものになるのだろうか。

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パ・リーグ インサイト 望月遼太

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