10月13日、レギュラーシーズン全試合を消化した千葉ロッテは、59勝81敗3分という戦績だった。前半戦は健闘を続け、福岡ソフトバンク、オリックスと同率の3位でシーズンを折り返したが、後半戦から不調に。9月5日の勝利を最後に本拠地14連敗で2018年を終え、最終的には最下位と1ゲーム差の5位という結果だった。
チームの投打成績における上位選手は以下の通り。
投手成績
【防御率】
1.涌井投手3.70
【勝利数】
1.ボルシンガー投手13勝
2.石川投手9勝
3.涌井投手7勝
【ホールド】
1.松永投手26ホールド
2.大谷投手18ホールド
3.益田投手17ホールド
【奪三振】
1.涌井投手99
2.二木投手90
3.ボルシンガー投手84
【試合数】
1.益田投手70試合
2.松永投手60試合
3.内投手58試合
涌井投手は7勝9敗と負け越しているものの、5年連続で規定投球回に到達し、先発の軸としてチームを支えた。新外国人のボルシンガー投手は大活躍。終盤はコンディション不良によって登板がなかったが、来日1年目にして勝率.867で勝率第一位投手賞を獲得した。石川投手は6月末に9勝目をマークしたが、夏場に調子を崩して2桁勝利到達はならず。昨季ブレイクした二木投手は4勝に終わった。
ホールド部門の1位は松永投手だ。チーム2位の60試合に登板し、貴重な中継ぎ左腕としてフル回転した。益田投手は点差を問わずマウンドに上がり、チームトップの70試合に登板した。守護神の内投手は、苦しみながらもリーグ3位の26セーブをマークしている。
打撃成績
【打率】
1.井上選手.292
2.中村選手.284
3.鈴木選手.266
【本塁打】
1.井上選手24本
2.鈴木選手8本
3.中村選手8本
【打点】
1.井上選手99打点
2.中村選手57打点
3.角中選手57打点
【盗塁】
1.中村選手39盗塁
2.荻野貴選手20盗塁
3.藤岡裕選手14盗塁
昨季規定打席に到達したのは角中選手、鈴木選手の2名のみだったが、今季は井上選手、中村選手、鈴木選手、角中選手、田村選手、藤岡選手の6名が規到達。平沢選手、安田選手といった若手も台頭した。
特に目立ったのはチーム三冠王の井上選手だろう。今季は自己最多の133試合に出場、99打点と大台にはあと一歩届かなかったが、2008年の大松選手以来の生え抜き20本塁打を放ち、4番としてチームを支え続けた。
チーム盗塁数の増加も、今季注目すべき点だろう。昨季は78盗塁だったが、井口新監督の掲げた「機動破壊野球」のもとリーグ2位の124盗塁をマークした。
メンバーを固定してシーズンを戦い抜いた千葉ロッテ。結果は5位だったが、シーズンを通して戦ったことは選手たちの大きな自信につながったことだろう。来季は、今季培った経験を生かし、チーム内の競争力を高めて上位進出を狙う。
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