9月6日にほっと神戸で行われるオリックスと東北楽天の第21回戦。5日の試合では両チーム合わせて21安打の乱打戦を東北楽天が制し、台風の影響で2連戦となったカードの初戦を取った。このまま東北楽天が連勝を飾るか、それともオリックスが意地を見せるか。6日の試合の見どころを確認していきたい。
【今季対戦成績】
オリックス→7勝12敗1分、東北楽天→12勝7敗1分
【オリックス】東明投手 2試合、0勝1敗 11回、7奪三振、2失点 防御率1.64
【東北楽天】則本投手 21試合、6勝10敗 144.1回、148奪三振、68失点 防御率4.05
オリックスの先発は東明投手だ。ここまで2度の先発登板で防御率1.64と、安定した投球を見せているが、今季初白星はまだ手にできていない。過去2年間は計1勝止まりと、不振と故障に苦しんできた右腕。「三度目の正直」で、2年ぶりの一軍白星をつかみ取れるだろうか。
東明投手を援護するオリックス打線では中島選手に注目したい。5日は初回に3ランを放ち、打撃の好調ぶりを改めてアピールしている。終盤戦にその本領を発揮しつつあるベテランは、勝負強い打撃でチームの連敗を阻止するか。
対する東北楽天の先発は則本投手だ。今季はここまで6勝、148奪三振という成績に留まっており、5年連続の200奪三振と、ルーキーイヤーから継続中の6年連続2桁勝利というふたつの記録を達成できるかどうか、正念場となっている。9月最初の登板でこれぞエースという投球を披露できるだろうか。
犬鷲打線では、5日、4番に入ったウィーラー選手が2打点を挙げ、首脳陣の期待に応えた。今季は不振や怪我で二軍調整する時期もあったが、9月1日には2本塁打を放って来日から4年連続となる2桁本塁打に到達するなど、状態は上向き。昨季までの「主戦場」と言えた4番の座に戻ってきたその打棒に、6日の試合でも期待がかかる。
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