今年で13年目! 交流戦の投打通算成績上位を振り返る

パ・リーグ インサイト 藤原彬

2017.5.30(火) 00:00

「今年も“パ・セ”交流戦始まります。」(C)パーソル パ・リーグTV
「今年も“パ・セ”交流戦始まります。」(C)パーソル パ・リーグTV

今年もいよいよ今日から「日本生命セ・パ交流戦 2017」がスタートする。他リーグとの対戦となる交流戦では、同一リーグのライバルチームが苦戦している間の一人勝ちが可能で、その逆もまたしかり。わずか18試合で、ペナントレースの流れが変わる可能性があることは、過去にも実証されている。勢いに乗るチームはさらなる加速を目指し、苦戦が続くチームは再スタートを目指して交流戦を戦う。実施から13年目を迎える交流戦を前に、ここでは投打項目別に通算成績のトップ10を振り返る。

※引退した選手の所属は2005年以降に最も長い期間在籍したチームで、期間が同じ場合は出場試合数の多いチームを表記

【投手】
(勝利)
1位 杉内俊哉投手(巨人) 26
2位 和田毅投手(福岡ソフトバンク) 24
3位 涌井秀章投手(千葉ロッテ) 23
4位 久保康友投手(横浜DeNA) 22
4位 内海哲也投手(巨人) 22
6位 石川雅規投手(東京ヤクルト) 21
6位 成瀬善久投手(東京ヤクルト) 21
6位 田中将大投手(元楽天) 21
9位 館山昌平投手(東京ヤクルト) 19
10位 三浦大輔投手(元横浜DeNA) 17
10位 岸孝之投手(楽天) 17
10位 帆足和幸投手(元埼玉西武) 17
10位 ダルビッシュ有投手(元北海道日本ハム) 17

(投球回)
1位 杉内俊哉投手(巨人) 401.1
2位 内海哲也投手(巨人) 346.1
3位 石川雅規投手(東京ヤクルト) 343.2
4位 涌井秀章投手(千葉ロッテ) 342.1
5位 三浦大輔投手(元横浜DeNA) 315
6位 成瀬善久投手(東京ヤクルト) 305.1
7位 大竹寛投手(巨人) 299.1
8位 久保康友投手(横浜DeNA) 295.2
9位 岸孝之投手(楽天) 285.1
10位 館山昌平投手(東京ヤクルト) 274.2

(奪三振)
1位 杉内俊哉投手(巨人) 415
2位 内海哲也投手(巨人) 299
3位 涌井秀章投手(千葉ロッテ) 282
4位 岸孝之投手(楽天) 270
5位 和田毅投手(福岡ソフトバンク) 246
6位 金子千尋投手(オリックス) 236
7位 三浦大輔投手(元横浜DeNA) 231
8位 田中将大投手(元楽天) 226
9位 能見篤史投手(阪神) 225
9位 前田健太投手(元広島) 225

(先発防御率)
1位 ダルビッシュ有投手(元北海道日本ハム) 1.67
2位 田中将大投手(元楽天) 1.94
3位 前田健太投手(元広島) 2.44
4位 寺原隼人投手(福岡ソフトバンク) 2.46
5位 杉内俊哉投手(巨人) 2.53
6位 メッセンジャー投手(阪神) 2.62
7位 黒田博樹投手(元広島) 2.66
8位 和田毅投手(福岡ソフトバンク) 2.76
9位 武田勝投手(北海道日本ハム) 2.89
10位 岸孝之投手(楽天) 2.90
※150投球回以上

(試合)
1位 藤川球児投手(阪神) 113
2位 岩瀬仁紀投手(中日) 102
3位 青山浩二投手(楽天) 101
3位 平野佳寿投手(オリックス) 101
5位 山口鉄也投手(巨人) 99
6位 林昌範投手(横浜DeNA) 95
7位 宮西尚生投手(北海道日本ハム) 91
8位 永川勝浩投手(広島) 86
9位 武田久投手(北海道日本ハム) 85
10位 西村健太朗投手(巨人) 83

(セーブ)
1位 岩瀬仁紀投手(中日) 76
2位 クルーン投手(元巨人) 40
3位 馬原孝浩投手(元福岡ソフトバンク) 38
4位 藤川球児投手(阪神) 35
5位 永川勝浩投手(広島) 28
6位 サファテ投手(福岡ソフトバンク) 25
7位 平野佳寿投手(オリックス) 21
7位 武田久投手(北海道日本ハム) 21
7位 山口俊投手(巨人) 21
10位 加藤大輔投手(元オリックス) 19

(HP)
1位 山口鉄也投手(巨人) 47
2位 宮西尚生投手(北海道日本ハム) 46
3位 藤川球児投手(阪神) 43
4位 平野佳寿投手(オリックス) 34
4位 浅尾拓也投手(中日) 34
4位 ウィリアムス投手(元阪神) 34
7位 薮田安彦投手(元千葉ロッテ) 32
8位 武田久投手(北海道日本ハム) 31
9位 久保裕也投手(楽天) 30
10位 林昌範投手(横浜DeNA) 28
10位 星野智樹投手(元埼玉西武) 28

(救援防御率)
1位 藤川球児投手(阪神) 1.07
2位 馬原孝浩投手(元福岡ソフトバンク) 1.53
3位 ウィリアムス投手(元阪神) 1.62
4位 宮西尚生投手(北海道日本ハム) 1.75
5位 サファテ投手(福岡ソフトバンク) 2.05
6位 薮田安彦投手(元千葉ロッテ) 2.13
7位 クルーン投手(元巨人) 2.228
8位 浅尾拓也投手(中日) 2.230
9位 山口鉄也投手(巨人) 2.29
10位 岩瀬仁紀投手(中日) 2.41
※50試合以上

【打者】
(試合)
1位 鳥谷敬選手(阪神) 300
2位 新井貴浩選手(広島) 289
3位 栗山巧選手(埼玉西武) 279
4位 村田修一選手(巨人) 278
5位 和田一浩選手(元中日) 276
6位 阿部慎之助選手(巨人) 267
7位 片岡治大選手(巨人) 263
8位 今江年晶選手(楽天) 257
9位 井端弘和選手(元中日) 250
9位 内川聖一選手(福岡ソフトバンク) 249

(安打)
1位 和田一浩選手(元中日) 304
2位 鳥谷敬選手(阪神) 296
3位 今江年晶選手(楽天) 290
4位 新井貴浩選手(広島) 289
5位 内川聖一選手(福岡ソフトバンク) 277
6位 村田修一選手(巨人) 273
6位 ラミレス選手(元巨人) 273
8位 栗山巧選手(埼玉西武) 267
9位 阿部慎之助選手(巨人) 264
9位 片岡治大選手(巨人) 264

(本塁打)
1位 中村剛也選手(埼玉西武) 67
2位 阿部慎之助選手(巨人) 53
3位 村田修一選手(巨人) 52
4位 ラミレス選手(元巨人) 47
5位 和田一浩選手(元中日) 43
6位 山﨑武司選手(元楽天) 42
7位 中島宏之選手(オリックス) 38
8位 李承燁選手(元巨人) 37
9位 金本知憲選手(元阪神) 36
9位 小笠原道大選手(元巨人) 36

(打点)
1位 ラミレス選手(元巨人) 183
2位 中村剛也選手(埼玉西武) 170
3位 村田修一選手(巨人) 160
4位 阿部慎之助選手(巨人) 152
5位 新井貴浩選手(広島) 146
6位 和田一浩選手(元中日) 145
7位 内川聖一選手(福岡ソフトバンク) 141
8位 今江年晶選手(楽天) 138
9位 金本知憲選手(元阪神) 135
10位 中島宏之選手(オリックス) 128

(盗塁)
1位 本多雄一選手(福岡ソフトバンク) 64
2位 片岡治大選手(巨人) 56
3位 荒木雅博選手(中日) 55
4位 赤星憲広選手(元阪神) 45
5位 福地寿樹選手(元東京ヤクルト) 43
6位 青木宣親選手(元東京ヤクルト) 42
7位 田中賢介選手(北海道日本ハム) 39
8位 糸井嘉男選手(阪神) 37
9位 梵英心選手(広島) 34
10位 西岡剛選手(阪神) 32

(打率)
1位 角中勝也選手(千葉ロッテ) .343
2位 青木宣親選手(元東京ヤクルト) .338
3位 山田哲人選手(東京ヤクルト) .329
4位 秋山翔吾選手(埼玉西武) .326
5位 坂口智隆選手(東京ヤクルト) .323
6位 松中信彦選手(元福岡ソフトバンク) .319
7位 セギノール選手(元北海道日本ハム) .315
8位 長谷川勇也選手(福岡ソフトバンク) .3131
9位 田中賢介選手(北海道日本ハム) .3130
10位 糸井嘉男選手(阪神) .311
※350打席以上

(長打率)
1位 山田哲人選手(東京ヤクルト) .591
2位 ローズ選手(元オリックス) .566
3位 カブレラ選手(元西武) .556
4位 中村剛也選手(埼玉西武) .555
5位 セギノール選手(元北海道日本ハム) .554
6位 李承燁選手(元巨人) .547
7位 松中信彦選手(元福岡ソフトバンク) .538
8位 ズレータ選手(元福岡ソフトバンク) .533
9位 T-岡田選手(オリックス) .529
10位 高橋由伸選手(元巨人) .521
※350打席以上

(出塁率)
1位 山田哲人選手(東京ヤクルト) .426
2位 松中信彦選手(元福岡ソフトバンク) .423
3位 青木宣親選手(元東京ヤクルト) .416
4位 角中勝也選手(千葉ロッテ) .4119
5位 糸井嘉男選手(阪神) .4118
6位 金本知憲選手(元阪神) .399
7位 井口資仁選手(千葉ロッテ) .390
8位 セギノール選手(元北海道日本ハム) .3885
9位 長谷川勇也選手(福岡ソフトバンク) .3879
10位 福留孝介選手(阪神) .3876
※350打席以上

杉内投手は前年に続き今季もまだ一軍登板がなく、和田投手は左ヒジの手術を受けて復帰まで時間がかかる見込みであるため、涌井投手には勝利数で交流戦歴代最多に手が届く可能性がある。現在の起用法が続けば、宮西投手も山口鉄投手を抜いてホールドポイントでトップに立つことになりそうだ。

鳥谷選手は8安打を放てば交流戦歴代最多に並び、あと14安打の今江選手も手が届く位置にいる。中村選手は本塁打を量産できれば、打点の記録更新も不可能ではない。長打率、出塁率でトップの山田選手は、打率部門での戴冠が叶えば“トリプル・クラウン”を手にすることになる。

リーグ別の勝敗やチームの浮沈はもちろん最も気になるポイントであるが、それだけでなく個人の成績も抑えておけば交流戦の面白さは増し、さらに楽しむことができるだろう。

記事提供:

パ・リーグ インサイト 藤原彬

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