代打弾で“多才"ぶり発揮?「どうやら代打としても打てる」
開幕から二刀流での活躍を見せてきたエンゼルスの大谷翔平投手は、右肘内側側副靱帯での離脱から復帰後は打者に専念している。
8日(日本時間9日)まで行われたドジャースとの3連戦では、初戦は9回に四球と好走塁で逆転勝利を呼び込み、3戦目には代打で決勝のソロ本塁打をマーク。投球ができない中、その“多才"さは周囲を魅了しており、地元メディアも代打での一発を受けて「新たなレパートリーが加わった」と称賛している。
8日のドジャース戦で飛び出した大谷の初代打弾。衝撃の一発について、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「オオタニのレパートリーに代打が追加」と伝えた。前日の自打球で全力疾走ができない中で放った決勝本塁打のインパクトは大きかった。
記事では「マイク・ソーシア監督が日曜日の7回裏に先頭打者ジェフリー・マルテの代打としてオオタニを送った時、足を引きずっているようには見えなかった」と指摘。
そのうえで「試合は同点で、ソーシア監督はブルペンで投げられる投手が不足していることを認識していたため、勝ち越すためにオオタニを打席に送った。オオタニは2ボール2ストライクからエンゼルスタジアムのセンターへ本塁打を放ち、勝ち越しに成功した」と振り返っている。
まさに指揮官の期待に応えたホームラン。チームに勝利をもたらす大仕事だった。同紙は「オオタニが投げて打てることはよく知られているが、どうやら代打としても打てるようである」とも伝えた。
開幕直後は、160キロ超の直球に強烈なスプリットとスライダーを投げる先発投手、さらに特大弾を連発するDHとして強烈なインパクトを残した。今はマウンドに上がることはできないが、打者のみでも貢献度は抜群だ。
そのスピードに早くから注目が集まっていた走塁面では、負傷から復帰後に勝負どころでの盗塁という形で勝利に貢献。そして、代打での決勝弾まで放った。大谷に不可能はない。エンゼルスに欠かせない存在であることを証明し続けている。
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