通算では9本目、福留とイチローは2本マーク
日本時間7月9日、ドジャースとのインターリーグで、エンゼルスの大谷翔平は7回に代打で打席に立ち、決勝のソロホームランを打った。NPB出身の日本人打者としては5人目、通算9本目の代打本塁打となった。
NPB出身の日本人打者の代打本塁打、()は所属球団/対戦球団
2005年5月16日 井口資仁(ホワイトソックス/レンジャーズ)ソロ
2005年8月3日 田口壮(カージナルス/マーリンズ)3ラン
2007年8月27日 井口資仁(フィリーズ/メッツ)2ラン
2008年8月24日 福留孝介(カブス/ナショナルズ)2ラン
2009年9月21日 松井秀喜(ヤンキース/エンゼルス)ソロ
2010年8月3日 福留孝介(カブス/ブルワーズ)ソロ
2016年9月6日 イチロー(マーリンズ/フィリーズ)2ラン
2017年8月22日 イチロー(マーリンズ/フィリーズ)3ラン
2018年7月10日 大谷翔平(エンゼルス/ドジャース)ソロ
最初の代打ホームランは日本人打者のパイオニア、イチローではなく井口資仁。イチローは長くレギュラー選手だったために、代打に立つ機会が少なかった。
しかしマーリンズに移籍して第4の外野手になってからは代打での出場機会が増え、2016、2017年に代打本塁打を打っている。2本打ったのは福留孝介とイチローの2人。
NPB出身の日本人打者の代打成績(安打数順、DHの代打も含む)
イチロー 274試245打65安2本22点 打率.265
田口壮 163試138打33安1本22点 打率.239
福留孝介 73試63打17安2本6点 打率.270
青木宣親 62試55打17安0本4点 打率.309
松井秀喜 69試58打14安1本8点 打率.241
松井稼頭央 48試47打12安0本1点 打率.255
川崎宗則 36試32打8安0本2点 打率.250
井口資仁 27試21打6安2本10点 打率.286
岩村明憲 18試15打4安0本1点 打率.267
大谷翔平 6試6打3安1本1点 打率.500
新庄剛志 27試25打2安0本0点 打率.080
中村紀洋 7試7打1安0本0点 打率.143
城島健司 15試12打0安0本0点 打率.000
田中賢介 5試4打0安0本0点 打率.000
前田健太 3試2打0安0本0点 打率.000
西岡剛 1試1打0安0本0点 打率.000
イチローはマーリンズに移籍してから代打での出場が増え、最多の274回代打に立っている。オリックス時代にイチローのチームメートだった田口壮は、スーパーサブ的な起用が多く、代打の機会も多かった。
青木宣親は、代打率3割超えと勝負強さを発揮している。投手では前田健太が3回代打で起用され、犠打を1つ成功させている。今季デビューしたばかりの大谷は6回代打で起用され6打数3安打1本塁打、打率5割と代打でも異能ぶりを発揮している。
現在の大谷は打者のみの出場で、相手先発が右投手なら指名打者でスタメン出場、左投手ならベンチスタートで右投手に交代したら代打出場する機会は多いと考えられる。代打でも、傑出した記録を作るかもしれない。
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