7月1日、メットライフドームで行われる埼玉西武と楽天の今カード最終戦。6月30日に行われた2戦目は、楽天が12安打9得点の猛攻と先発・岸投手の7回無失点の好投など、投打が噛み合い2連勝。このまま楽天が勢いに乗り、カード3連勝となるか。それとも、埼玉西武が本拠地のファンの前で首位の意地を見せるのか。注目の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
埼玉西武→8勝3敗、楽天→3勝8敗
【埼玉西武】榎田投手 10試合、6勝2敗 54.1回、43奪三振、21失点 防御率2.98
【楽天】美馬投手 10試合、1勝6敗 56.1回、30奪三振、33失点 防御率4.95
2位がゲーム差なしに迫っている現状で3連敗は避けたい首位・埼玉西武。先発は榎田投手の登板が予定されている。いまや埼玉西武先発陣の柱になりつつある左腕は、前回登板で6回途中2失点の粘投を披露し、今季6勝目を挙げている。対楽天戦では2試合に登板し、2勝0敗、防御率1.42と相性の良さを見せており、1日の試合でも好投が期待される。
打線からは、主砲・山川選手の豪快なアーチに期待したい。初戦、2戦目と楽天打線にお株を奪われる形になっており、4番を担う山川選手もここ2試合は完璧に抑え込まれている。しかし、対楽天戦は36打数11安打、打率.306、4本塁打とパ・リーグ5球団で最も相性が良い。1日の試合で、両リーグ最速となる今季20号を放ち、チームに勢いを付けたい。
対する楽天の先発マウンドには美馬投手が上がる予定だ。徐々に本来の投球を取り戻してきつつあると思われたが、前回登板で6回5失点と試合を作ることができなかった。打線の状態が上向いてきているだけに、まずはしっかりと試合を作る投球を心がけて、今季2勝目を狙いたいところ。
今カード絶好調な打線の注目は、恐怖の8番打者になりつつあるペゲーロ選手だ。チームトップの本塁打数を誇る主砲は、6月30日の試合でも先制の16号3ランを含む、4打数2安打4打点と活躍しチームの連勝に貢献。24日の再昇格後から8番打者として固定されると、5試合で18打数8安打、打率.444、3本塁打、6打点と絶好調。恐怖の8番打者として1日の試合でも下位打線からの長打に期待がかかる。
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