ソーシア監督が日本語交えて説明「今はセイゲンがある」
エンゼルスのマイク・ソーシア監督は18日(日本時間19日)、右肘内側側副靱帯の損傷で故障者リスト(DL)入りしている大谷翔平投手の治療経過について「ユン医師やメディアカルスタッフは非常に前向きな見解を持っている」と話した。
9試合の遠征が終わり、久しぶりに本拠地へ戻ってきたエンゼルス。ダイヤモンドバックスを迎えての交流戦を前に会見に応じた指揮官は、大谷の状態について「今はセイゲン(制限)がある。注射治療から3、4週間後、つまり今から2、3週間後に再検査した具合で、もしかしたら制限なしでいけるかもしれない」と日本語を交えながら説明した。
大谷と直接会話したと言い、「当初は彼も非常にガッカリしていたが、この1週間治療を受けながら、この治療過程の目的を理解したようだ。(注射を担当した)ユン医師やメディアカルスタッフは非常に前向きな見解を持っているので、2、3週間後にはさらに詳しい展望が見えるだろう」と報告。「予後について非常に前向きな見解。一歩ずつ進んでいく」とした。
3、4日前から左腕1本でのスイングを始め、ランニングや肘に負担のかからない強化トレーニングも行っているという。投手と打者の両方で活躍する23歳二刀流について「ショウヘイはまったく違う2人の選手が存在しているようなもの。だが、1つの役割がもう1つに影響を与えることはない」とし、打者としてスイングを始めたことが、投手としての復帰に影響を与えるものではないとした。
今後の具体的なスケジュールは未定だが、まずは再検査が行われるまで、地道にトレーニングを続けていくことになる。
大谷の会見が行われる予定はなく、試合前もクラブハウスに一瞬だけ姿を見せるにとどまった。
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