昇格が待ち遠しい? 北海道日本ハム・清宮幸太郎だけじゃない、2軍で好成績を残す打者たち

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2018.6.12(火) 14:32

北海道日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】
北海道日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】

楽天のルーキー岩見は清宮、和田に次ぐ8本塁打

1軍への人材輩出の場である各球団の2軍。若手が鍛錬に励んで成長を目指し、中堅やベテランたちは自らのコンディションを向上させるべく日々汗を流す。イースタン・リーグ、ウエスタン・リーグは重要なアピールの場で、それぞれの選手が課題に立ち向かいながら懸命にプレーしている。

そのファームでも注目を集めているのが、北海道日本ハムの清宮幸太郎内野手だ。交流戦開幕前の5月28日にファームへ降格となったが、その後イースタン・リーグで打つわ、打つわ。3試合連続本塁打を放つなど、降格後9戦7発と本塁打を量産し、アピールを続けている。

ただ、ファームで目覚ましい成績を残しているのは当然、清宮だけではない。各球団の将来を担う若き才能、チームの戦力の底上げにつながる中堅、ベテランも結果を残している。ここでは、イースタン、ウエスタン・リーグで成績を出し、1軍昇格が期待される選手の一部をピックアップしてみたい。

現在、イースタン・リーグで最も際立った成績を残しているのが、巨人の和田恋外野手だろう。ここまで49試合に出場し、180打数65安打の打率.361。清宮と1本差の9本塁打を放ち、46打点をマークしている。今、1軍で見たい打者の筆頭候補ではないだろうか。

巨人では石川慎吾外野手も好成績を残している1人。51試合で打率.313、5本塁打を放っている。楽天の岩見雅紀も清宮、和田に次ぐ8本塁打を放ち、打率も.328と高いアベレージを記録している。5月18日に1軍昇格を果たしたが、5試合に出場して9打数無安打6三振と苦戦して、わずか1週間後に降格となってしまった。

埼玉西武の高木渉外野手は育成1位で真颯館高から入団したルーキーだが、イースタン・リーグ31試合で96打数31安打0本塁打13打点、打率.323の好成績をマークしている。こちらは即1軍というわけにはいかないだろうが、将来が楽しみな素材だ。

広島では、今季1軍でのプレーを経験している坂倉将吾捕手と高橋大樹外野手がウエスタン・リーグで好成績を残している。打てる捕手として期待される坂倉は29試合で打率.305、2本塁打を記録。高橋大は40試合に出場し、坂倉を上回る5本塁打、打率.313を残す。中日の近藤弘基外野手も、45試合で2本塁打、打率.309の成績を残し、昇格のチャンスを待っている。

福岡ソフトバンクでは、かつてのタイトル獲得者がその牙を研いでいる。足首の故障からの完全復活を目指す長谷川勇也は34試合で打率.360、5本塁打とさすがの成績を残し、このほかにも1軍デビューを果たした川瀬なども昇格を伺っている。

ここで挙げたのは、ごく一部の選手たちであり、各球団それぞれにファームでチャンスを待っている選手たちがいる。ここから1軍昇格を勝ち取り、主力選手へとジャンプアップしていくのは、一体誰になるだろうか。

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