6月2日、楽天生命パークでは、ともにリーグ最下位に沈む楽天と東京ヤクルトが相対する。苦しい戦いが続く両チームの3連戦の第2ラウンド。1日の試合で楽天は、辛島投手の力投を打線が援護できずに敗戦を喫し、これで交流戦に入ってから白星なしの3連敗。立て直しに向けてこれ以上の足踏みは許されない楽天にとって、この流れのまま連敗を喫するのはなんとしても避けたいところ。連敗ストップに向けた2日の試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
楽天→0勝1敗、東京ヤクルト→1勝0敗
【楽天】則本投手 9試合、4勝4敗 64 .1回、71奪三振、28失点 防御率3.78
【東京ヤクルト】由規投手 6試合、1勝2敗 29.2回、34奪三振、15失点 防御率4.55
楽天はエースの則本投手が先発予定。前回登板の福岡ソフトバンク戦では、8回4失点で敗戦投手となったが、埼玉西武を相手に大量失点を喫していた開幕直後の時期に比べて、状態は上向いている。この試合では「これぞエース」というピッチングを見せつけ、チームを上昇気流へと乗せていくことができるだろうか。
打線では田中選手に注目だ。1日の試合では2試合連続となるソロを放っただけでなく、9回には外野守備でファインプレーを見せて併殺を完成させる活躍で、攻守にわたって強いインパクトを放っている。3番・センターに定着しつつあるプロ2年目の若武者は、俊足とパンチ力を兼ね備えた高いポテンシャルをいよいよ開花させるか。勢いに乗るスイッチヒッターが3試合連続となる大活躍を披露してくれる可能性は充分だ。
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