今シーズン6度目となる北海道日本ハムと楽天の一戦。北海道日本ハムは16日、埼玉西武を相手に1対0の完封勝利を飾っており、楽天は17日の福岡ソフトバンク戦で岡島選手の劇的なサヨナラ打によって同一カード3連敗を阻止している。お互い勢いに乗って臨めそうな18日の試合に向けて、札幌ドームで行われるこの一戦の見どころを紹介していきたい。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→4勝1敗、楽天→1勝4敗
【北海道日本ハム】高梨投手 6試合、2勝1敗 38.2回、26奪三振、12失点 防御率2.79
【楽天】辛島投手 6試合、1勝3敗 37 .2回、34奪三振、12失点 防御率2.63
北海道日本ハムは、東京ドームで行われた首位・埼玉西武相手とのカードで連勝した。強力打線を2試合とも完封しており、チーム状態は上向きだ。17日は試合がなかったが、楽天が福岡ソフトバンクを破ったため、リーグ2位に浮上している。
18日、北海道日本ハムの先発は高梨投手だ。前回登板、5月11日の福岡ソフトバンク戦では6回4失点。チームは勝利したものの、3本塁打を浴びてリードを守ることができなかった。今シーズン2試合に登板して自責点はわずかに1、防御率0.69と抜群の相性を見せている楽天を相手に、今回も快投を見せられるだろうか。
北海道日本ハム打撃陣では、15日に決勝弾を放ったレアード選手が、16日の試合でも2安打と復調の気配を見せ始めている。毎年序盤戦では苦しみながら少しずつ状態を上げていき、最終的には在籍3年間全てで30本以上のアーチを描いてきたレアード選手。愛すべき大砲がついにスロースタートの期間を終えたのかどうか、ここからの打撃に注目だ。
楽天は、17日の試合で4番に入った今江選手が同点打を含む2安打。打撃不振に苦しんでいた嶋選手と岡島選手も、それぞれ同点とサヨナラの殊勲打を放ってお立ち台に上がった。2番に座った銀次選手が2個の犠打を決めるなど、勝ちに向けた執念も感じさせており、4投手のリレーで無失点に抑えた中継ぎ陣も、復調の兆しを見せていると言える。
18日、楽天の先発は、今季6試合に登板して防御率2.63と安定感のある辛島投手だ。4月4日には北海道日本ハムを相手に6回2/3を1失点と好投を披露したが、5月3日の同カードでは7回4失点という成績で敗戦投手となっている。今季3度目の対決となる18日の試合で前回登板の借りを返し、相手に苦手意識を植え付けることはできるか。
楽天打線においては、17日の試合で今季2号本塁打をかっ飛ばした内田選手に注目だ。オープン戦では16試合で打率.386、4本塁打という成績を残して今季のブレイク候補に挙げられながら、開幕後は苦戦を強いられていた22歳の和製大砲候補。この勢いのまま上昇気流へと乗っていくことができるだろうか。
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