メットライフDでは絶対に負けない。容赦のない16得点で犬鷲封じ

パ・リーグ インサイト

2018.4.29(日) 16:42

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM

メットライフドームで行われた埼玉西武と楽天の3連戦2戦目。昨日はエース・菊池投手の好投に打線が応え、12安打7得点を奪った埼玉西武が快勝した。連勝を狙う埼玉西武の先発は、今季開幕から4連勝中と波に乗っている多和田投手。4月14日には今季初完投も記録した楽天を相手に、今日も好投に期待がかかる。

一方の楽天は、藤平投手が先発のマウンドに上がる。ここまで開幕から3試合に登板し、勝ち星こそ1つにとどまっているものの、防御率1点台と好調を維持している右腕は、5連敗中のチームを勝利に導くことはできるか。

先に試合を動かしたのは楽天だった。先頭の1番・茂木選手が左前打で出塁すると、2番・藤田選手がしっかりと犠打を決めて1死2塁とする。ここで3番・銀次選手が左前に適時打を運び、楽天が鮮やかに先制点を奪った。

3回表、楽天は9番・八百板選手のプロ初安打から1死3塁の好機を作ると、2番・藤田選手が中前に適時打を放ち1点を追加。2対0と2点をリードし、序盤は楽天のペースで試合が進む。

しかし、好調の埼玉西武打線は一瞬のスキも逃さない。7番・栗山選手がチーム歴代トップタイの308二塁打となる一打で出塁すると、続く8番・メヒア選手が4月10日以来の打点となる適時打を放ち、1点差に迫る。さらに2死1,2塁から3番・浅村選手の安打で満塁とすると、4番・山川選手が押し出しの四球を選び、埼玉西武が一気に同点に追い付く。

4回は両チーム無得点に終わり迎えた5回裏、ここから埼玉西武打線が圧巻の攻撃を見せる。無死3塁から1番・秋山選手の適時打で勝ち越すと、2死3塁で4番・山川選手に2試合連続となる11号2ランが飛び出し、5対2と3点のリードを奪った。

止まらない打線は、続く6回裏に3番・浅村選手、5番・森選手、6番・外崎選手と3本の適時打が飛び出し6点を加える。さらに7回裏には、2番・源田選手の先発全員安打となる適時打に加え、4番・山川選手の適時打、さらには5番・森選手の2号2ランも飛び出し、5回からの3イニングスで一挙14点を奪った埼玉西武が、一気に試合を決めた。

大量援護をもらった多和田投手は、4回以降安定した投球を披露。7回までの4イニングスを被安打1に抑え、7回2失点で役目を終える。8回、9回はルーキーの伊藤投手がマウンドに上がり、2点を失ったもののリードを守り切った埼玉西武。最終的には16対4と大量12点のリードを奪い、快勝を収めた。

15安打16得点と打線が爆発した埼玉西武が、連勝でカード勝ち越しを決めた。先発・多和田投手は7回93球を投げ無四球、2失点と好投し、開幕から5戦5勝とした。

一方の楽天は、投手陣が連日の2桁安打を許し連敗が6に伸びた。先発・藤平投手を含め、登板した全投手が失点を喫しただけに、明日以降の立て直しに期待したい。

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