4月18日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと楽天のカード2戦目。昨日の初戦は一発攻勢で効果的に得点を重ねた福岡ソフトバンクが勝利を収めた。現在4連勝と波に乗る福岡ソフトバンクは、中村晃選手、絶対的守護神・サファテ投手が故障により登録抹消となった中で、その勢いを継続できるか。
福岡ソフトバンクの先発はバンデンハーク投手。前回登板となった4月11日の北海道日本ハム戦では6回に126球を費やしながらも、7奪三振2失点でまとめて今季初勝利を挙げた。
一方、楽天の先発は辛島投手。前回登板では6回2/3を投げ、8奪三振、1失点に抑える好投を見せた。いまだ勝ち星はないが、ここまで防御率1.35と安定した投球。今日こそ今季初勝利を挙げられるだろうか。
試合が動いたのは2回裏だった。先頭のデスパイネ選手が四球で出塁すると、続く松田選手が左安打。7番・今宮選手が犠打を決めるなどして2死2,3塁となり、9番・甲斐選手が先制の適時打を放つ。さらに盗塁を成功させ、続く川島選手の一打で生還。福岡ソフトバンクが3点を先取し、5連勝へ向けて幸先の良いスタートを切った。
先制を許した楽天だったが、4回表、山下選手の移籍後初打点となる適時打で1点を返すと、6回表には2死から6番・アマダー選手が、高めに抜けた変化球を左中間席へと運ぶ。スコアを3対2とし、1点差まで詰め寄った。
次の1点が大きな意味合いを持つゲーム。その1点を奪ったのは福岡ソフトバンクだった。7回裏、敵失や四死球で無死満塁の絶好機を迎えると、5番・デスパイネ選手のゴロ、続く松田選手の犠飛でこの回2点を追加。5対2とリードを広げ、終盤の継投へと入る。
絶対的守護神・サファテ投手が抜けた福岡ソフトバンク救援陣だが、磐石さは相変わらず。8回表はモイネロ投手、9回表は森投手が登板し、楽天打線の反撃を封じ込めて試合終了。そのまま5対2で勝利し、投打ががっちりかみ合った福岡ソフトバンクが5連勝を飾った。
先発のバンデンハーク投手は、初回こそ球数を要したが、以降は徐々に本来の投球を取り戻し、7回108球8奪三振2失点で今季2勝目を飾った。
一方、楽天の先発・辛島投手は持ち味を発揮できず、5回途中3失点で降板。打線の援護も2得点に終わった。
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