昨年のインディ500では日本人で初制覇を成し遂げた
昨年、インディアナポリス500マイル(インディ500)で日本人で初優勝した佐藤琢磨選手が3日(日本時間4日)、エンゼルスvsインディアンス戦で始球式を行った。
試合前には3月29日(日本時間3月30日)の開幕戦に続き、「8番・DH」でスタメン出場の大谷翔平選手と対面し、記念撮影をするなど交流を深めた。
自分のカーナンバーだという背番号「30 SATO」のユニホームでマウンドに上がり、勢いよく投げた投球はワンバウンドになり苦笑いを浮かべた。大役を終えた佐藤琢磨は記者会見を行った。
「行く前は楽しみにしていたけれど、自分は投げるというアクションをやったのが3日前。ユーチューブみながらやった。さっきもウォームアップを自分のフィジオとやりながら、やっていった。未知数だった」
始球式の役目を受けるまで投球をしたことがなかったことを告白した佐藤選手。「点数ですか? 全然なんで、30点ぐらい。悔しいという思いも出てきつつも、すごく楽しかったです」とノーバンとストライクを実現できなかったことを悔やんだ。
メジャーで二刀流の第一歩を踏みしめた大谷選手と、北米を舞台に転戦する佐藤選手。お互いに刺激をあたえあったという。
「5月には大きな大会もたくさんある。僕たちもインディ500をひかえている。刺激を受けあっていると、日本人同士、通じ合うものがある。最高の結果を目指して頑張っていこうと。ぼく自身もモチベーションが上がった。普通ではできない経験をさせていただいて感謝している」と佐藤選手は充実の表情を浮かべていた。
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