北海道日本ハム時代は「それこそすごく緊張していた」
開幕第4戦、4月1日(日本時間2日)の敵地アスレチックス戦での先発が正式決定したエンゼルス大谷翔平選手。これに伴い、27日(同28日)のオープン戦最終戦終了後、エプラーGMは「ショウヘイは開幕メジャーだ」と明言した。
MLB労使協定の規定によりマイナー契約でエンゼルス移籍となったが、これで晴れてメジャーリーガー大谷選手の誕生となる。
子供の頃からメジャーでプレーすることを夢見てきた23歳にとって、まさに夢が現実となる瞬間だ。だが、そんな“節目"を迎えても、あくまでも冷静。
「本当にやることは変わらないので、オープン戦でもシーズンでも、心の持ち方は変わらない。1試合1試合丁寧に一生懸命頑張りたいと思っています」と淡々と語った。
それというのも、初めての経験だけに「どうなるか、まだよく分かっていない」部分が大きいからだ。「去年とか一昨年は、それこそすごく緊張していたんじゃないかなって思います」と振り返るのも、日本ハム時代は何を求められ、何をすべきかが見えていたからだろう。
「そこまで実感はない」という言葉こそ、本音なのかもしれない。
同じ開幕とは言え、投手と打者とでは「まったく違うんじゃないですか」という。打者ではあまり緊張はしないというが、「ピッチャーは開幕はすごく大事だと思う」と話した。
開幕ロースターにDHとして名を連ねることが予想されるが、投手よりも先に打者としてメジャーの舞台を感じられるのは大谷選手にとってプラスに働く可能性は大きい。
オープン戦では投打ともに苦戦を強いられたが、本番はこれから。2月14日のキャンプインから得た気付きと修正を生かし、ペナントレースで優勝に貢献したい。
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