やはり先発陣に不安を残す状態。最終戦で払しょくなるか

パ・リーグ インサイト

2018.3.25(日) 09:30

昨日の試合では、山川選手、中村選手が連続適時打を放つなど、打線は状態の上昇を感じさせる内容だったが、一方の投手陣は不安を残す結果となった。

25日は舞台を横浜スタジアムに移し、昨日と同じく横浜DeNAと対戦。ここでは昨日の試合を振り返りつつ、開幕前最後の実戦となる今日の試合の見どころをおさらいしていこう。

【3月24日終了時 オープン戦成績】
埼玉西武→7勝6敗2分

菊池投手に続く先発陣が課題の埼玉西武。昨オフに野上投手がFAで移籍し、新人時代から先発、中継ぎ、抑えをこなした牧田投手もMLBに戦いの場を移した。昨季はウルフ投手、多和田投手、十亀投手らが後に続いたが、今年はどうなるか。

昨日の試合の先発は多和田投手。初回から安打と四球で得点圏に走者を置く苦しい投球となり、3回には4失点。6回にさらに2点を奪われ、6回途中6失点という内容で防御率は10.13にまで跳ね上がった。3月6日の登板でも3回途中9失点で降板しており、首脳陣にとっても、ファンにとっても不安が残る結果であったと言えるだろう。

明るい材料となったのは4番手の高橋朋投手だ。4点ビハインドの8回に登板し、最速145キロの直球を武器に2三振を含む3者凡退と完璧な投球。2年連続60試合以上登板の経験を持つ頼もしい左腕が完全復活となるか。

打線は4番・山川選手と5番・中村選手に連続適時打が飛び出し、7番・メヒア選手も打った瞬間にそれと分かる特大アーチを描いた。金子侑選手、森選手、外崎選手は3割を超える打率をマークしており、源田選手の状態もまずまず。自慢の打線は今年も迫力を失っていない。

最後の試合となる今日は打線の状態にも注目だが、先発候補がどれだけ良い投球を見せられるかという点にも目を向けたい。

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