7月20日、楽天生命パーク宮城では、楽天対福岡ソフトバンクのカード2戦目が行われる。昨夜美馬学投手に完璧に抑え込まれた福岡ソフトバンクが首位の意地を見せ、連敗を止めるのか。それとも再びの上位浮上へ向けて、楽天がカード勝ち越しを決めるのか。注目の一戦の見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
楽天→8勝7敗 福岡ソフトバンク→7勝8敗
【楽天】釜田佳直投手 3試合1勝1敗 14.2回 8奪三振、防御率7.36
【福岡ソフトバンク】和田毅投手 5試合2勝2敗 27回 20奪三振、防御率3.67
楽天の先発は釜田佳直投手だ。度重なるケガを乗り越え、4月21日のオリックス戦で655日ぶりの白星を挙げた同投手だが、今季はそれ以降白星からは遠ざかっている。約2カ月ぶりの先発となる今試合では、4回途中7失点で炎上した5月3日の同カードの雪辱を果たしたい。
対する福岡ソフトバンクの先発は和田毅投手だ。7月3日の同カードでは7回0封と好投を見せている。ベテランらしい粘りの投球で勝利を呼び込み、連敗を止められるか。
楽天打線の注目は茂木栄五郎選手だ。昨夜の試合で均衡を破る10号ソロを放ち、自身2年ぶりとなる2桁本塁打を達成。今季は安定して結果を残しているだけに、今試合での活躍にも期待が高まる。早稲田大学の大先輩である和田投手を打ち崩せるか。
一方の福岡ソフトバンク打線の注目は長谷川勇也選手だ。国際大会出場のために離脱したグラシアル選手の穴を埋めるため、19日に昇格した。ウエスタン・リーグでは.355と高打率をマークしており、貧打に苦しむ打線を活気づけたい。
文・後藤万結子
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