中田、秋山、山川、岡本… 未来のスター選手が活躍するフレッシュ球宴

Full-Count 広尾晃

2019.7.11(木) 13:48

北海道日本ハム・中田翔、埼玉西武・秋山翔吾、山川穂高(左から)※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
北海道日本ハム・中田翔、埼玉西武・秋山翔吾、山川穂高(左から)※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

フレッシュオールスターゲーム2019は楽天生命パーク宮城で18時試合開始

 フレッシュオールスターゲームは、未来のスター選手であるファームの選手によるオールスターゲームだ。

 1963年に始まった。当初はジュニアオールスターゲームと名付けられ、一軍のオールスターの前座試合として行われてきたが、1978年から単独開催となった。

 フレッシュオールスターの出場選手はファン投票ではなく、監督などの選考で選ばれる。1992年MVPのイチロー(オリックス)、2004年MVPの青木宣親(東京ヤクルト)など、フレッシュオールスターの活躍がきっかけで注目された選手も多い。過去10年のフレッシュオールスターの戦績と、MVP、優秀選手(2013年までは4人、2014年以降は2人)の顔ぶれを見ていこう。

○2009年 イ7-0ウ/札幌ドーム
MVP:中田翔(日)
優秀選手:橋本到(巨)、松本啓二朗(湘南)、西村憲(神)、蕭一傑(神)

○2010年 イ3-6ウ/長崎ビッグNスタジアム
MVP:岩崎恭平(中)
優秀選手:猪本健太郎(ソ)、古川秀一(オ)、斉藤彰吾(西)、細谷圭(ロ)

○2011年 イ10-0ウ/富山市民球場アルペンスタジアム
MVP:荒木貴裕(ヤ)
優秀選手:秋山翔吾(西)、杉谷拳士(日)、福井優也(広)、駿太(オ)

○2012年 イ0-4ウ/HARD OFF ECOスタジアム新潟
MVP:中谷将大(神)
優秀選手:武田翔太(ソ)、川端崇義(オ)、中村勝(日)、榎本葵(楽)

○2013年 イ7-1ウ/秋田こまちスタジアム
MVP:加藤翔平(ロ)
優秀選手:石川慎吾(日)、上沢直之(日)、東浜巨(ソ)、木村優太(ロ)

○2014年 イ7-6ウ/長崎ビッグNスタジアム
MVP:井上晴哉(ロ)
優秀選手:山川穂高(西)、奥浪鏡(オ)

○2015年 中止/倉敷マスカットスタジアム

○2016年 イ6-1ウ/倉敷マスカットスタジアム
MVP:岡本和真(巨)
優秀選手:オコエ瑠偉(楽)、板山祐太郎(神)

○2017年 イ0-0ウ/静岡県草薙総合運動場硬式野球場
MVP:曽根海成(ソ)
優秀選手:藤平尚真(楽)、古谷優人(ソ)

○2018年 イ1-3ウ/弘前市運動公園野球場
MVP:石垣雅海(中)
優秀選手:周東佑京(ソ)、清宮幸太郎(日)

 10年前の2009年のスタメンには、MVPの中田翔(北海道日本ハム)の他、大田泰示(北海道日本ハム)、角中勝也(千葉ロッテ)、浅村栄斗(楽天)、中村晃(福岡ソフトバンク)、會澤翼(広島)、平田良介(中日)が名前を連ねている。まさに「明日のスター」がそろっていた。

 年によって当たり外れはあるが、2011年はイースタンの4番が秋山翔吾(埼玉西武)、ウエスタンの4番が柳田悠岐(福岡ソフトバンク)、のちに激しい首位打者争いをする同い年の2人が中軸にいた。2014年はMVPの井上晴哉(千葉ロッテ)が体重114キロ、優秀選手の山川穂高(埼玉西武)が108キロ、奥浪鏡(オリックス退団)が100キロと重量級の活躍が目立った。

 昨年は、イースタンの3番DHで出場した清宮幸太郎(北海道日本ハム)が、4回に藤嶋健人(中日)からソロホームラン。大物ぶりを発揮した。フレッシュオールスターゲームは雨天の場合は順延にならず中止となる。今年の開催球場、楽天生命パーク宮城付近の天候は「曇り」。何とか持ってほしいものだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

記事提供:Full-Count

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