7月8日、オセアンバファローズスタジアム舞洲で行われたオリックスと福岡ソフトバンクのウエスタン・リーグ公式戦、第16回戦は、4対3でオリックスが勝利した。
オリックス・岩本輝投手、福岡ソフトバンク・笠谷俊介投手の先発で始まったこの試合。3回裏、オリックスが無死1塁から比屋根彰人選手の適時二塁打で先制に成功。しかし、一方の福岡ソフトバンクは、5回表に2死から1安打2四球で走者をため、三森大貴選手の2点適時打で逆転に成功。続く西田哲朗選手も適時打を記録し、3対1と2点のリードを奪った。
ビハインドを背負ったオリックスは6回裏に反撃を見せ、笠原投手に連打を浴びせて無死1,2塁のチャンスを作る。ここで4番・松井佑介選手が三塁線を破る2点適時二塁打を放って同点に追い付くと、さらに1死1,3塁という状況から高城俊人選手の遊ゴロの間に3塁走者が生還し、一気に試合をひっくり返した。
7回表には、増井浩俊投手が今季のファームで初めてのマウンドへ。ヒット1本を許したものの、150kmを超える速球をたびたび投じ、奪ったアウト3つはすべて三振という投球内容で存在感を示した。同点に追い付きたい福岡ソフトバンクだったが、8回表は小林慶祐投手に無失点で抑えられ、9回表は漆原大晟投手を前に3者連続三振を喫して試合終了。4対3と1点差で逃げ切ったオリックスが、7月に入ってからの初勝利を記録した。
オリックスは、先発の岩本投手が4回まで無失点投球を見せながら、勝利投手の権利まであと1アウトという状況から崩れてしまい、4回2/3を3失点という結果で白星は手にできず。それでも、2死満塁の大ピンチでマウンドに上がって1回1/3を無失点で切り抜けた齋藤綱記投手をはじめ、無失点リレーを見せたリリーフ陣の奮闘が白星を呼び込んだ。
敗れた福岡ソフトバンクは、先発の笠谷投手が5回まで1失点と好投したものの、7回4失点とリードを守り切れず。打線は5回に2死無走者から3点を奪う粘りを見せたが、1死満塁から併殺打で無得点に終わった1回表に始まり、得点圏の好機であと1本が出なかった。
123456789 計
ソ 000030000 3
オ 00100300Ⅹ 4
ソ ●笠谷俊介-田中正義
オ 岩本輝-○齋藤綱記-増井浩俊-小林慶祐-S漆原大晟
文・望月遼太
◇ファームの中継を観るならパーソル パ・リーグTV。6球団の本拠地主催試合を放送中!
https://tv.pacificleague.jp/page/smp/service/
記事提供: