4試合連続で2桁被安打と投手陣が試合を作れず…
■埼玉西武 9-3 千葉ロッテ(3日・メットライフ)
3日のメットライフドームでの埼玉西武戦に敗れ、4連敗を喫した千葉ロッテ。この日、4投手で12安打9失点だった投手陣について、試合後、吉井理人投手コーチが語った。
2回5失点でKOされたブランドン。2回に3つの盗塁を決められ「もともと走られやすいモーションだったが、彼なりに工夫して臨んでいた。ただ、バッター勝負ではなくランナー勝負になってしまって、外国人投手はそういう野球にあまり慣れていないので」と吉井コーチは課題を挙げた。
ここ4試合、いずれも2桁被安打と投手陣が試合を作れていない。特に先発陣は、ここまでの全5試合で6回3失点のクオリティスタートを達成できていない。ただ、同コーチは「今日は(2回までと)短かったですけども、5回くらいまでは行っていた。4月はそんなものです。もっといい結果を期待していましたけど、球数としてはこれくらい。これから調子を上げてくれれば」と悲観する様子はなかった。
そして、2番手で登板した酒居について。以前は“敗戦処理”と言われることの多い、ビハインドゲームでのロングリリーフの重要性を説いていた吉井コーチは「あのポジションは大事なんですけど、3イニングいくことは稀。彼もしんどい場面をしっかり投げてくれた。今日は本当に最後の一球、大事な場面でやられてしまったけれども、ああいうのは勝負の中での出来事なので、彼の責任ではないです」と庇った。
ただ、こうも続ける。「打たれたのを打たれっぱなしで、何も残らなかったらバカみたいなので、そこから教訓を引き出して、次に生かしてほしいと思います」。苦い経験を糧に、次回はリベンジを。今季から投手陣を預かる吉井コーチの思いが、若い彼らにどこまで浸透していくだろうか。
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