3月26日、オセアンバファローズスタジアム舞洲で行われたウエスタン・リーグ公式戦、オリックス対阪神は両軍投手陣の好投が光り、延長戦の末1対1の引き分けに終わった。
オリックス・アルバース投手、阪神・ガルシア投手と一軍の先発ローテーション入りが確実視される両外国人左腕がこの試合の先発を務めた。両者が実力を発揮し、投手戦となった試合が動いたのは3回裏だった。オリックスは相手のミスを契機に1死1,3塁の好機を作ると、山足達也選手の犠飛で1点を先制する。
4回まで阪神打線を1安打に封じていたオリックスの先発・アルバース投手だったが、5回、山崎憲晴選手に適時二塁打を浴び、同点に追い付かれる。この後コントロールが乱れ、連続四球で2死満塁のピンチを招くが高山俊選手を遊飛に抑え、勝ち越しは許さなかった。
勝ち越し点を奪いたいオリックス打線だが、4回以降ガルシア投手にわずか2安打に封じ込められ、チャンスを作ることすらままならない展開に。一方、オリックスの投手陣も阪神打線を要所で抑え、試合は延長戦に突入した。
迎えた延長10回裏、オリックスは根本薫選手の安打を足掛かりに、犠打で1死2塁と一打サヨナラの好機を迎える。しかしここで宜保翔選手が投ゴロに倒れ、続く山足選手にも期待がかかったが中飛に抑え込まれ試合終了。
オリックスと阪神のウエスタン・リーグ公式戦は、1対1の引き分けに終わった。オリックスは先発ローテーションの一角として期待されるアルバース投手が7回を投げ、奪三振6、1失点の好投。「思う通りにいかないイニングもあったけど、全体的には良かったね。あとはしっかりと調整してシーズンに臨みたいね」と、開幕に向け順調な仕上がりを披露した。
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