左腕・小川から右翼線二塁打、同世代の埼玉西武・松井稼頭央が祝福の花束
2月のキャンプインに向けて、12球団の選手たちは各地で自主トレを行っている。ただ、2018年シーズンの興奮もまだ忘れられない。Full-Count編集部では、昨季生まれた名場面を独自にピックアップして紹介する。
幕張の安打製造機、福浦和也内野手の大記録も名シーンとして欠かせない。9月22日の埼玉西武戦(ZOZOマリンスタジアム)、8回先頭の第4打席。4番手の小川が投じたスライダーを右翼線へ打ち返す二塁打とし、通算2000安打を達成した。
チームでは榎本喜八、有藤道世に次いで3人目、プロ野球史上52人目の大記録だった。記録達成後は長年しのぎを削ってきた同世代の埼玉西武・松井稼頭央から花束をもらったのも印象的。会見では「無意識に二塁まで走って、無意識にガッツポーズして。訳がわからなかった。あれだけのファンの前で打てたのは、僕の中で嬉しかったです」と話した。
安定したミート力で広角へライナーで打ち返す。18年は1軍打撃コーチ兼内野手だったが、19年から2軍打撃コーチ兼内野手としてプレーする。後進の育成に期待がかかる43歳のバットにも注目したい。
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