【西武】連敗を5でストップ 渡辺GM兼監督代行「いい攻撃が序盤からできた」

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2024.6.22(土) 18:36

隅田知一郎(左から2人目)を迎える渡辺久信監督代行(左)(カメラ・朝田 秀司)

◆パ・リーグ オリックス2―4西武(22日・京セラドーム)

 2点リードの9回。西武の守護神・アブレイユが2死一、二塁のピンチを脱した瞬間、渡辺GM兼監督代行は小さく息をつき、ベンチ裏に姿を見せると「涙が出てきたよ」といたずらっぽく笑った。

 前夜は3試合連続の完封負けで、無得点のイニングは32回に伸びた。負の連鎖を断ち切ろうと指揮官が動いた。試合前の打撃練習ではフリー打撃を行わずにティー打撃のみ。フィールドではバント練習、ノックなどで2時間近くを過ごした。「気分転換。流れを変えようかなと」と監督代行。打順も今季初めて西川を1番に据え、昨日プロ初の4番に座った岸を引き続き4番で起用。その策が見事にはまった。

 初回、先頭の西川が右翼線二塁打をきっかけに栗山の右犠飛で先制すると、3回1死一、二塁で岸が左越えに5号3ラン。「いい攻撃が序盤からできて主導権を握ることができた。貴重な本塁打でした」と監督代行。岸は「打順は関係ないので自分のできることをしっかりやろうと」と胸を張った。

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