【ソフトバンク】近藤健介、12球団制覇弾 痛めた右手使わず左手ハイタッチ 故障後初弾は先制3ラン 2番の差で鷹虎明暗

スポーツ報知

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2024.6.15(土) 18:52

1回2死二、三塁、近藤健介が左中間へ3ラン本塁打を放つ(カメラ・朝田 秀司)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク―阪神(15日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが近藤健介外野手の9号3ランで鮮やかに先制した。これで近藤は全12球団からのアーチを達成した。

 初回先頭の周東が中前打で出塁すると、次打者の2番・今宮の初球であっさり今季20個目の盗塁となる二盗に成功。今宮は進塁打を狙いながらファウルで粘りつつ、10球目を見送って四球とすると、続く栗原は投前犠打で1死二、三塁。このチャンスで山川は空振り三振に倒れたが、昨季の2冠王は2ボール1ストライクから内寄りのツーシームを完璧に捉え、打球を左中間テラス席に運んだ。

 12日のヤクルト戦で右手中指と薬指の付け根を捻挫して以来、初めてのアーチ。近藤はダッグアウトに戻り、痛めた右手は使わず、一塁側にもかかわらず窮屈そうに左手でハイタッチを交わした。

 阪神も初回、先頭・近本の内野安打と二盗で無死二塁と、ソフトバンクと同じチャンスを迎えていた。だが、2番・中野は3ボール0ストライクからからフルカウントにされ、最後は内角シンカーで浅い左飛に倒れ、近本を進塁させられなかった。森下は空振り三振、佐藤輝は右飛で無得点。両軍の2番打者の差が如実に点差となった格好だ。

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