ロッテ・種市篤暉「全力で全部1番をとれるくらいの思いで走っています」〜9日のZOZOマリン秋季練習〜

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2023.11.9(木) 17:57

ランメニューをこなすロッテ・種市篤暉[撮影=岩下雄太]

◆ 種市の向上心

 ロッテの秋季練習が9日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。

 種市篤暉は若手時代から投手陣のランニングメニューでいつもトップを走っているが、新人時代から見ていていつも100%の力を出し切っているように見える。「走れるタイプなので、全力で全部1番を取れるくらいの思いで走っています」。こういった小さな積み重ねが試合中、大事な場面で抑えたりしていくことに繋がっていくのではないだろうかーー。「そうですね、練習から手を抜かないように常に全力でやろうと思ってやっています」。

 練習に対する姿勢、常にうまくなろうとする向上心、新人の時から全く変わらない。種市本人も「向上心だけはなくさないように、常に新しい知識を入れられるようにと思ってやっています」とのことだ。

 新しい知識といえば、秋季練習や春季キャンプなどシーズン中に比べ、比較的取材がしやすい時に、筆者が野球について調べてよく理解できなかった部分を種市に質問すると、いつも丁寧にわかりやすく教えてくれる。そうした新しい知識はどうやって手に入れているのだろうかーー。

 「アナリストに聞いたりというのが一番多いですね。“これどうですか”とか、“変化球は、ここをどうしたらいいですか”というのは聞く機会が多いかなと思います」。

 YouTubeやインターネットなどで検索して自分で調べることもある。「YouTubeで調べたりします。ただ、鵜呑みにしないようにはしています」と、取捨選択をして、自分に合わなければやらない、自分に合えば取り入れている。現状に満足することなく常に上を目指していく姿勢は、本当に素晴らしい。

◆ 東妻「取り組もうと思っていることは…」

 東妻勇輔は10月25日の取材で「色々まだ自分でもどこがダメだったから、後半までもたなかったという答えは出ていないので、コーチ、データ班の方とミーティングしながら自分の弱点だったり、必要なものを見つけていって、それに対するアプローチの練習を考えていきたいと思っています」と話していたが、同月28日の取材で「どこをアプローチしようかと決まったので、あとは目的に向かっての練習方法を今から作っていこうかなと思います。具体的にいったらクイックで投げた時の平均球速をもうちょっと強くするのと、フォークの安定感を増す、左バッターの内に食い込むボールを作る、その3つですね」と明かした。

 あの取材から10日近くが過ぎた。目的に向かった練習方法はどうなったのだろうかーー。

 「取り組もうと思っていることは下半身の強化。蹴る力が弱くなると、ボールが弱くなっちゃうと思うので、蹴れるように下半身の強化を重点的にするというのが一つのポイントかなと思っています」。

 「食い込むボールというのは、ちょっとどうしようか迷っています。内に真っ直ぐが投げられればいいんですけど、それが無理ならカットボールでも使っていこうかなと思っています。本格的に練習というよりは探りながら、1年目にカットボール投げていたので、ちょっと練習すれば感覚はあるかなと思う。それをどっちにするかというのは、強いボールを投げられる方にしようと思っています。この秋季練習でトラックマン、データの数値を見て強い方を選ぼうかなと思います」。

 来季に向けた方向性が見えているということは、シーズンオフは今季同様1人で自主トレを行う予定なのだろうかーー。

 「そうですね、基本、誰かに頼む年齢ではないと思うので、自分で考えながらやっていこうかなと思っています」。

取材・文=岩下雄太

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