◆パ・リーグ　西武４―２楽天（１７日・ベルーナドーム）

　跳んで、跳ねて、喜んだ。７回１死三塁から小深田、代打・伊藤裕を連続空振り三振に仕留めた西武・隅田知一郎は全身で喜びを表した。「走者を絶対出さないぞという気持ちで投げた結果が三振になりました」。初回に２点を失ったものの、２回以降は速球、チェンジアップで緩急をつけた投球で７回まで無失点。「初回に点を取られてしまったんですけど我慢強く投げることを意識して、勝てる展開に持っていけるように投げ抜きました」と言葉を弾ませた。

　自身４連勝で７勝目。勝ち負けの数が並び「去年夏に悔しい思いをしていたので、今年は夏に強い選手というか踏ん張れる投手になろうと思っていたんで、それが少しずつ実ってきてよかったです」と手応えをつかんでいる様子。２ケタ勝利まであと３勝。「まずはチームが勝てるように腕を振っていきたいと思います」。反転攻勢へ左腕の力は欠かせない。

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