【楽天】田中将大、NPB237戦目で初の奪三振0も…7回2失点で日米通算195勝
スポーツ報知
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2023.7.12(水) 06:20
◆パ・リーグ 日本ハム2―3楽天(11日・エスコン)
楽天・田中将大は幾多のピンチを懸命に切り抜けた。NPB237試合目の登板で初の奪三振0。7回9安打を浴びながら粘りに粘って2失点にまとめた。チームトップの5勝目で日米通算195勝目。「とても勝っていけるような投球ではなかった。守りだったり、今日もいろいろ助けてもらいました」。チームは今季初の6連勝で先発投手6人連続勝利は球団初。大黒柱が新記録を打ち立てた。
前回登板の4日・オリックス戦(東京D)では初回に5点を奪われ4回11安打で自己ワースト9失点。投げやすさを求め、ノーワインドアップから横を向く際に左足を一歩下げ、グラブもベルトの位置まで下げるフォームに変更した。「先頭打者を出したり、点を取ってもらったあとに先頭で四球を出した」と自己評価は辛口だが、今季自身最長タイの7回を投げきった。
バッテリーを組む安田は「直球もツーシームもコースに決まっていた。変化球の精度もよかった」。スライダーの曲がり幅が変わり制球力が増したことから、後半はスライダーを多投して最少失点に抑える工夫も光った。金字塔まで残り5勝とした右腕は「まだまだこれから」と新フォームのさらなる進化を予告。ベストを求めながら200勝の節目を目指す。(内藤 菜月)
◆記録メモ 楽天が5日のオリックス戦(楽天モバイル)から22年(1分け挟み11連勝)以来となる6連勝。荘司、岸、則本、辛島、藤井、田中将と先発投手が6人連続して勝利は球団史上初。これまでは08年4月(朝井、永井、岩隈、ドミンゴ、田中)、09年9月(岩隈、永井、藤原、田中、青山)の5人連続の勝利が最多で、田中将がいずれも絡んでいた。
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