【侍ジャパン】佐々木朗希「心技体」理想の域に近づいた…担当記者が見た

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2023.3.4(土) 23:50

1回、汗を飛ばして力投する佐々木朗希(カメラ・竜田 卓)

◆カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2023 中日1―4日本(4日・バンテリンドーム)

 侍ジャパン先発のロッテ・佐々木朗希投手(21)が初回に日本選手最速タイの165キロをマークするなど3回無失点。6日の強化試合・阪神戦(京セラD)からいよいよ大谷、ヌートバーらメジャー勢の出場が可能になる。

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 佐々木朗にとって球速は、“心技体の合致”の延長線上にある。入団した頃から球速に注目を浴びてきた右腕だが、「やっていることができてくれば、自然とついてくるもの」とこだわりを口にしたことはない。その意味では、右腕の技術と体、心の状態が理想とする域に近づいてきた証拠でもあると感じる。

 昨季に関して、朗希が“執着”していたものがある。1年目から体重は5キロ以上増え、直球の平均球速も5キロ以上アップした。自分なりのトレーニングを重ねてきた中で、向き合ったのが“力み”だ。「力みが入るとどうしても動きが単調になって間のないフォームになる。ゆっくり足を上げるとか、下ろすときに丁寧に下ろすとかそういうことに集中するだけでも力みが消えて良い力感で投げられる」

 昨季1年間で20登板を重ねたことで見た目では分かりにくい体の強度も増し、接戦やピンチを経験することで精神的にも成長。「いろんな失敗、経験をしてきた。その時どんなに頑張っても今までやってきたことしか出ないので、今できることを精いっぱいやろうと思っている」。特別なことは決してしていない。令和の怪物の底はまだ見えない。(ロッテ担当・小田原 実穂)

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