ロッテ・河村説人「いろんな抑え方ができるように増やしている感じ」引き出しを増やし投球の幅を広げる

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ロッテ・河村説人(撮影=岩下雄太)
ロッテ・河村説人(撮影=岩下雄太)

 ロッテの河村説人は4月10日の西武戦に先発し、6回・92球を投げ1失点に抑えた登板後は、ファームで調整している。

 ファームでは「球数も最近は抑えられているので、いいかなと思っています」と、5月5日の楽天二軍戦こそ5回1/3を投げ105球だったが、4月17日のヤクルト二軍戦が6回・61球、4月28日のソフトバンク戦が6回・67球、5月14日のヤクルト二軍戦が6回・76球、5月23日の西武二軍戦が4回・59球、5月30日の広島二軍戦が6回・97球と少ない球数で長いイニングを投げている。

 気になるのは初回の立ち上がり。5月30日の広島二軍戦は初回を3人で抑えたが、5月23日の西武二軍戦では初回に失点し、5月5日の楽天二軍戦でも初回に失点するなど、立ち上がりがやや不安定だ。昨年5月29日の取材で「単純に序盤に緩く入ってしまったりだとか、あまりポジティブなことではないですね。取られてしまっている状況ですね」と話していたが、現在も「なかなかアジャストが難しくて、色々試合の入り方は変えながらやっているところですね」と試行錯誤する。

 具体的に変えていることについて「時間の使い方だったり、何を何球投げてとか、そういうところですね」と話し、試合前のブルペンでの球数も「多くしたり、少なくしたり、ウォーミングアップの順番だったりを変えながらやっています」とのことだ。

 「初回だけ結構課題かなと思います」と、初回を乗り越えれば、2回以降スイスイいくのが河村の特徴。

 今季の河村の投球で注目すべきひとつが、シュート。5月23日の西武二軍戦でも、2-1の4回先頭の村田怜音を初球のインコースシュートで三ゴロに打ち取った。

 シュートは「結構投げています。アウトの内容というのも意識してやっていて、ゴロアウトの方がいいので、そこを目指してという感じですね」と明かす。

 シュートを投げながらも、右打者のインコースに投げるストレートも「狙ったところにはいけているのかなと思います」と好感触を掴む。

 ストレートのスピードについては「最近(スピードが)出ていないですけど、見逃し三振もちょっと増えてきたり、色々ピッチングとしての幅を増やしたいと思っている段階。スピードは今は気にせず狙ったところに投げるのを意識してやっています」と説明した。

 右打者のインコースにシュートを投げることで、スライダー、フォークと投球のバリエーションが増えた印象だ。

 「バッターもシュートを意識したら、その分、スライダーは逆の軌道になるので、意識してくれれば効いてくれるのかなと思います」

 一軍ではこれまでと違った姿を見せてくれそうな予感もある。「(球種が)増えればいいかなという感じなので、まっすぐが、もし悪かったらシュートを多めにできると思います。ピッチャーとして、いろんな抑え方ができるように増やしている感じですね」

 ファームでは、冒頭にも述べたように少ない球数で長いイニングをしっかり消化している。「任されたところできっちり投げられていますし、イニングも行けと言われたイニングはいけている。そんなに悪くないかなと思います」。一軍からいつ呼ばれても良い準備はできている。

取材・文=岩下雄太

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