ロッテ・金田優太「あの日がきっかけにもなりました」巨人・バルドナードから放った中安から上昇。5月・6月の月間打率は3割超え

ベースボールキング

ロッテ・金田優太(撮影=岩下雄太)
ロッテ・金田優太(撮影=岩下雄太)

 「バットで結果を残すことを目標にして今シーズン入ったので、そこは良かったと思いますし、結果が出てきてからゲームにも使っていただけるようになって、打ったり打ったなかったりですけど、今まで3年間に比べても感じは一番良いです。最近は打てなかったりというのもありますけど、そういう時にバント、四球を選ぶこともそれなりにできていると思います。物足りなさはありますけど、なんとか頑張ってやっている感じです」

 プロ4年目のロッテ・金田優太は前半戦をこのように総括した。プロ入りしてからは2年目の24年7月に『左手関節視下FCC縫合術』、3年目の昨季も7月に『右手関節鏡視下TFCC修復術および右尺側手根伸筋腱制動術』と怪我に苦しんできた。

 今季から育成選手になったが、ここまで34試合に出場して、打率.256、1本塁打、7打点、出塁率.352だ。4月終了時点で打率.154だったが、5月に入ってから調子を上げた。

 同月6日の楽天二軍戦で2-2の9回二死一、二塁の第1打席、江原雅裕が投じた初球のストレートをセカンド強襲の適時内野安打となるサヨナラ打を放てば、同月9日の巨人二軍戦、3-4の9回無死走者なしの第1打席、バルドナードが3ボール2ストライクから投じた6球目の151キロストレートをセンター前に弾き返した安打は素晴らしかった。同月14日のヤクルト戦、15-0の6回無死走者なしの第4打席、沼田翔平が1ボールから投じた2球目の130キロフォークを右中間へプロ初本塁打を放つなど、月間打率は.300をマーク。

 6月も14日の日本ハム二軍戦、5-1の9回二死走者なしの第4打席、齋藤友貴哉が1ボール2ストライクから投じた外角のツーシームをレフト前に運ぶ安打、21日のハヤテ戦で0-1の6回二死二塁の第3打席、野里慶士郎が1ストライクから投じた外角のストレートを逆らわずに三塁線を破る適時打などが素晴らしく、6月は出場機会を増やし、月間打率も.357と打ちまくった。

 7月に入ってからも1日のオイシックス戦、1-0の3回一死走者なしの第2打席、井口和朋が3ボール1ストライクから投じた5球目の外角ストレートを右中間を破る二塁打が良かった。

 オイシックス戦で打った右中間を破る二塁打について金田は、「今シーズン入ってから福浦さん、堀さん、(細谷)圭さんとかいろんなコーチと、まずは左中間に入っていくというのと、左手の使い方を教えてもらって、あれも引っ掛けた右中間じゃなくてしっかり左手で押せた右中間だったと思うので、意識してたことが結果に出たのかなと思います」と振り返った。

 さらにバルドナードから放ったセンター前安打も素晴らしかったことを伝えると、金田は「あの日がきっかけにもなりましたし、体の使い方もその日から教えてもらって、いい感じでした」と、ZOZOマリンで行われた5月9日の巨人二軍戦での1本が打撃上昇のきっかけになった。

 理想とする打球は増えているのだろうかーー。

 「バルドナードから打ったセンター前もそうですし、井口さんから打った右中間もそうですし、ハヤテの時に打ったセンター前だったり、理想とする打球が増えているので、確率を上げていきたいと思います」

 守っても本職の内野だけでなく、レフト、ライトといった外野のポジションでも出場する。「外野はもちろん難しいですし、不安もありますけど、練習もしていますし、やれることを精一杯やるだけだと思うので、バッティングとは分けてやっています」と前を向く。

 育成選手で出場するためには、打つことが重要になってくる。「バッティングで率もそうですし、出塁率、長打率、守備のところも継続してやっていきたいと思います」。期待の若手野手が増えてきているが、高卒4年目の金田もいる。

取材・文=岩下雄太

特集
パ・リーグ.com ニュース

ロッテ・金田優太「あの日がきっかけにもなりました」巨人・バルドナードから放った中安から上昇。5月・6月の月間打率は3割超え