8月10日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と東北楽天の第16回戦は、9対4で東北楽天が快勝した。

　東北楽天の先発・ヤフーレ投手は1回裏、安打と四球などで2死1、2塁とし、村田怜音選手の適時打で先制を許す。後続にも安打を浴び、2死満塁から長谷川信哉選手の適時打でスコアは0対2に。

　打線は3回表、先頭・太田光選手の四球と中島大輔選手の安打で無死1、3塁とし、村林一輝選手の内野ゴロの間に1点を返す。さらに村林選手の盗塁などで2死3塁とすると、黒川史陽選手の適時打で同点に追い付いた。4回表には、先頭・辰己涼介選手の四球と、ボイト選手の二塁打で無死2、3塁とし、渡邊佳明選手の犠飛で勝ち越しに成功。

　ヤフーレ投手は5回裏、先頭・渡部聖弥選手に二塁打を浴びたところでマウンドを降りた。後を受けた西垣雅矢投手は村田選手の適時打で同点とされたが、勝ち越しは許さず。6回裏からは鈴木翔天投手と藤平尚真投手がそれぞれ1回無失点でつなぐ。

　打線は7回表1死から、村林選手の四球とゴンザレス選手の内野安打、黒川史陽選手の四球で満塁とし、フランコ選手の適時打で勝ち越しに成功。8回表には太田選手の適時二塁打、村林選手の2点適時二塁打、武藤敦貴選手の適時三塁打、フランコ選手の適時打で5点を挙げ、スコアは9対3に。

　8回裏は江原雅裕投手が1失点を喫したが、9回裏は今野龍太投手が3者凡退に抑え、9対4で試合は終了した。先発・ヤフーレ投手が4.0回59球9安打3四死球3失点の内容。打線は中島選手が4安打をマークするなど、計15安打9得点で快勝した。

　一方敗れた埼玉西武は、先発・菅井信也投手が3.1回64球6安打3四球2奪三振3失点と粘れず。打線は外崎修汰選手、村田選手、デービス選手、長谷川信哉選手が2安打をマークするなど、計12安打4得点も及ばなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ００２１００１５０ ９
西 ２０００１００１０ ４

楽 ヤフーレ-西垣雅矢-○鈴木翔天-藤平尚真-江原雅裕-今野龍太
西 菅井信也-黒木優太-羽田慎之介-●中村祐太-ボー・タカハシ-浜屋将太

文・丹羽里歩子

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