
ロッテ・松川虎生捕手が27日、ZOZOで契約更改に臨み、今季から300万円減の年俸1400万円(金額は推定)でサインした。今季は6試合に出場し、8打数ノーヒット。プロ4年目で初めて無安打でシーズンを終え、「なかなか結果も出ず、(ヒットも)1本も打てず、すごく悔しい。来年、チャンスをもらったからには、しっかり1打席目から結果を出せるように準備したい。来年はやりかえしたい気持ちがつよい」と、闘志を燃やした。
昨オフには、先輩右腕の佐々木朗希がドジャースに移籍。米1年目シーズンでは、開幕2戦目の先発を託されるなど期待も大きかったが、5月に右肩インピンジメント症候群で離脱。9月にリリーフに転向すると、ポストシーズンでは9登板で3セーブ、2ホールドと大車輪の活躍を見せた。
22年4月、当時20歳だった佐々木が史上16人目の完全試合を最年少で達成し、それをリードしたのが18歳の高卒新人捕手・松川だった。かつてバッテリーを組んで偉業を成し遂げた先輩右腕の奮闘する姿に、松川は「ケガとかいろいろありながらも、終盤にああやってチームにしっかり貢献してすごい。自分が思ってる以上に、改めてえげつないなと思いました。ワールドシリーズに投げるってすごい。朗希さんじゃないとできないこと。僕も頑張ろうという気持ちになった」と、目を輝かせた。
ド軍1年目でチャンピオンリングを手にした佐々木の活躍を発奮材料にする22歳は「自分も優勝したい気持ちがすごくあるので、結果を出して、日本シリーズに出られるように頑張りたい」と決意。来季は勝負の5年目シーズンを迎えるだけに、「大卒の年が一緒の選手も入ってきますし。勝負の年だと思っている。毎年そうですけど、12月、1月としっかり取り組んで、1年間、結果を出せるようにしたい」と気合を入れた。
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