思い入れがたっぷりこもった紹介、思わず選手を思わず「頑張って」と応援したくなる?
11月23日に札幌市内のホテルでドラフト指名した8選手の新入団発表を行った北海道日本ハム。毎年取材していて印象に残るのは、大渕隆スカウト部長が行う選手紹介だ。思い入れがたっぷりこもった紹介を聞いていると、それぞれの選手がどんな野球人生を歩んできたのかが頭にはっきりと浮かんできて、思わず「頑張って」と応援したくなる。
昨年はドラフト1位の清宮幸太郎内野手に背番号21を送った3つの理由が印象的だった。今年はドラフト1位の吉田輝星投手(金足農高)について「マウンド同様、夜空の中心となる北極星となって、北の大地で長く輝き続けることを期待して止みません」という詩的な表現が心に残った。
北極星はいつも真北にあり、暗闇で方角がわからなくなった時、目印になる星。将来の大黒柱としての期待を例える比喩としてしっくり来ると同時に、新鮮な言葉だ。大渕スカウト部長に聞くと「(名前の一文字が)星だなと思っていたら、北極星が浮かんできたんです。中心になる星ですし」とひらめきがあ...