日米通算860試合登板、来季は40歳に
今季限りで現役を引退した中日の岩瀬仁紀投手。愛知大からNTT東海を経て1998年のドラフト2位でプロ入りすると、プロ入りから15年連続50試合超登板、通算1002試合登板、通算407セーブなど、前人未到の記録を次々に打ち立ててきた鉄腕だ。
この通算1002試合登板という大記録にもし、現役選手で追いつける選手がいるとすれば、それは五十嵐亮太投手だ。敬愛学園高から1997年のドラフト2位で東京ヤクルトに入団。プロとしてのキャリアをスタートさせた右腕は、MLB、そして福岡ソフトバンクでプレーし、ここまでプロ21年間で日米通算860試合(NPBで777試合)に登板している。50試合登板をあと3シーズン続ければ、岩瀬の大記録を上回ることになる。
だが、この五十嵐には試練が訪れている。今季福岡ソフトバンクはリーグ2位からクライマックスシリーズ、日本シリーズを勝ち上がって日本一に輝いた。歓喜の瞬間を迎えた11月3日から一夜空けた4日、五十嵐は球団から来季の構想外となったことを伝えられた。戦力外...