日本シリーズでは初対戦の両チーム ドラフトが終われば、いよいよ日本シリーズ。今年は福岡ソフトバンクと広島が対決するが、意外なことに初顔合わせだ。 広島は9回リーグ優勝し、今回も含め日本シリーズに8回出場。福岡ソフトバンクは南海、福岡ダイエー時代も含めて20回リーグ優勝し、18回日本シリーズに出場しているが、日本シリーズでの対戦は一度もない。 2017年は福岡ソフトバンク、広島が両リーグの覇者となったが、広島が横浜DeNAの下剋上で敗退したため、対決は実現しなかった。 2005年から始まった交流戦での対戦成績を見てみよう。2018年(広)1勝(ソ)2勝2017年(広)1勝(ソ)2勝2016年(広)1勝(ソ)1勝1分2015年(広)2勝(ソ)1勝2014年(広)0勝(ソ)4勝2013年(広)2勝(ソ)2勝2012年(広)0勝(ソ)3勝1分2011年(広)0勝(ソ)3勝1分2010年(広)2勝(ソ)2勝2009年(広)1勝(ソ)3勝2008年(広)1勝(ソ)3勝2007年(広)1勝(ソ)3勝2006年(広)3勝(ソ)3勝2005年(広)2勝(ソ)3勝1分通算(広)17勝(ソ)35勝4分 福岡ソフトバンクが大きく勝ち越している。この数字だけを見れば、福岡ソフトバンクの圧倒的有利ということになる。鷹打線は広島投手陣に苦手意識なし!? 広島はタナキクが低迷 今年の主力選手の過去3年の対戦成績を見ていこう。○福岡ソフトバンク打者の対広島戦成績(2016-2018)※デスパイネは千葉ロッテ時代含む松田宣浩9試33打7安2本4点2盗 打率.212中村晃9試32打3安0本1点0盗 打率.094柳田悠岐9試30打9安1本1点2盗 打率.300今宮健太6試26打9安1本1点2盗 打率.346上林誠知7試23打5安1本2点3盗 打率.217デスパイネ6試22打9安4本8点1盗 打率.409甲斐拓也6試15打5安0本2点0盗 打率.333内川聖一5試14打5安2本2点3盗 打率.357高田知季4試10打2安1本3点0盗 打率.200川島慶三4試7打1安1本2点0盗 打率.143福田秀平5試6打3安0本2点1盗 打率.500長谷川勇也6試6打2安0本1点0盗 打率.333高谷裕亮3試1打1安0本0点0盗 打率1.000 中村晃の打率が低いが、他の主力選手は広島への苦手意識はない。デスパイネは千葉ロッテ時代から広島戦が得意だった。注目すべきは内川聖一、長谷川勇也のベテラン勢。シーズン中は出場機会が少なかったが、このところ調子が上がっている。しかも広島戦で実績を残している。グラシアルは広島戦には出場していない。○広島打者の対福岡ソフトバンク戦成績(2016-2018)田中広輔9試35打7安0本1点1盗 打率.200菊池涼介9試32打7安1本3点1盗 打率.219丸佳浩9試32打11安4本6点3盗 打率.344松山竜平9試27打10安0本2点2盗 打率.370鈴木誠也7試24打9安2本3点0盗 打率.375新井貴浩5試19打2安0本0点0盗 打率.105安部友裕6試17打2安0本0点0盗 打率.118西川龍馬6試15打5安0本0点0盗 打率.333野間峻祥5試13打1安0本2点0盗 打率.077會澤翼7試11打1安0本0点0盗 打率.091バティスタ4試9打3安1本3点0盗 打率.333下水流昂2試1打1安0本1点0盗 打率1.000 丸、松山、鈴木と中軸はよく打っているが、田中、菊池という1、2番がやや苦手にしている。バティスタは対戦成績は少ないが1本塁打3打点。意外性のある打者だけにポイントになるかもしれない。ホークス投手陣は軒並み好投、広島は中崎が無失点○福岡ソフトバンク投手の対広島戦成績(2016-2018)バンデンハーク3試2勝0負0S 19.0回 防御率2.37千賀滉大2試1勝0敗0S 10.0回 防御率0.90武田翔太1試0勝0敗0S 7.0回 防御率1.29松本裕樹1試0勝0敗0S 7.0回 防御率2.57東浜巨1試1勝0敗0S 6.2回 防御率1.35中田賢一1試0勝1敗0S 5.1回 防御率13.50森唯斗3試0勝0敗0S 3.2回 防御率0.00加治屋蓮1試0勝0敗0S 1.0回 防御率0.00 年に3試合しかないので対戦数は少ないが、バンデンハーク、千賀、武田など先発陣は数字を残している。クローザーの森もセーブこそ残していないが失点していない。ミランダ、石川柊太らは対戦していない。○広島投手の対福岡ソフトバンク戦成績(2016-2018)九里亜蓮3試1勝0敗0S 14.1回 防御率3.14ジョンソン2試0勝1敗0S 11.0回 防御率4.91野村祐輔1試0勝0敗0S 7.0回 防御率2.57岡田明丈1試0勝0敗0S 5.0回 防御率1.80今村猛4試0勝1敗1S 4.0回 防御率11.25大瀬良大地1試0勝1敗0S 4.0回 防御率15.75中崎翔太2試1勝0敗0S 3.0回 防御率0.00ジャクソン2試1勝0敗0S 3.0回 防御率0.00一岡竜司3試0勝0敗0S 3.0回 防御率3.00中村祐太1試0勝1敗0S 1.2回 防御率21.60アドゥワ誠1試0勝0敗0S 1.0回 防御率0.00 今季最多勝の大瀬良大地は過去3年で1試合しか投げていない。九里は3試合で1勝、ジョンソンは2試合で1敗。クローザーの中崎は2試合で1勝、失点していない。フランスワは対戦していない。 日本シリーズは短期決戦だけに「使える選手」「好調な選手」を優先的に使う必要がある。対戦成績やトータルの戦力では福岡ソフトバンクが有利となるが、ラッキーボーイが登場すれば状況は変わる。 今年はどんなドラマを見ることができるだろうか?(広尾晃 / Koh Hiroo)記事提供:Full-Count 続きを読む