60試合登板で防御率は驚異の1.63。福岡ソフトバンク・岩嵜投手、リーグ最高の中継ぎ投手へ視界は良好

2017.9.1(金) 00:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太

首位・福岡ソフトバンクの鉄壁の「勝利の方程式」の一角として、ここまで獅子奮迅の働きを見せている岩嵜投手。将来のエース候補と目され、昨季まではチーム状況に応じて先発と中継ぎを兼任していたが、今季は中継ぎに専念して気迫十分の投球を続けている。
市立船橋高校時代、甲子園で球速150キロをマークして注目を集めた岩嵜投手。由規投手(東京ヤクルト)、中田選手(北海道日本ハム)、唐川投手(千葉ロッテ)からなる「高校BIG3」がドラフトを賑わせた2007年、福岡ソフトバンクから1位指名を受けてプロ入りする。
容姿や人気にも恵まれ、投球スタイルは最速150キロを誇る右の本格派。誰もが次世代の大エースになることを期待したが、ルーキーイヤーと2年目はそれぞれ1試合ずつの登板に終わり、プロ4年目の2011年にようやく初勝利を挙げる。その試合のお立ち台では、涙を耐えきれず「やっぱり一軍で勝つということは凄いこと」だと、ファンや野手への感謝を語り、それでも「いずれはホークスのエースに」と力を...

続きを読む

関連チーム記事/TEAM