投高打低の傾向が強まる中で…… 個人とチームで打撃成績の傾向が異なる理由

2025.11.7(金) 10:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
北海道日本ハムファイターズ・レイエス選手(左)福岡ソフトバンクホークス・山川穂高選手(右)【写真:球団提供】

規定投球回に到達して防御率1点台の投手が4名も誕生

 モイネロ投手が防御率1.46という圧倒的な成績を残して最優秀防御率を受賞し、規定投球回に到達して防御率1点台の投手は実に4名も存在した。これらの数字も相まって、2025年は例年以上に投高打低の傾向が強まっていることを感じさせるシーズンに。
 その一方で、リーグ全体の打撃成績に目を向けてみると、また違った傾向が浮かび上がってくる。今回は、リーグ全体の打撃成績と打撃主要3部門のトップ10ランキングについて確認して、今季のパ・リーグを深く掘り下げていきたい。

チーム打率と安打数に関しては、リーグ全体において上昇傾向が見られる

 2024年と2025年にパ・リーグ6球団が記録した、チーム全体の打撃成績は下記の通り。

続きを読む

関連チーム記事/TEAM