8月29日、県営大宮球場で行われた埼玉西武と東北楽天の第22回戦は、5対4で埼玉西武がサヨナラ勝ち。2夜連続の逆転劇を見せ、今季最後の大宮開催を最高の形で締めくくった。
試合は両先発の粘りで落ち着いた展開を見せていた。3回表、東北楽天が1番・田中選手の安打と好走塁で好機を作ると、4番・今江選手が埼玉西武・榎田選手の直球をはじき返す。ここまで19打席無安打と苦しんでいたベテランの一打で、先制に成功した。
ただその後は試合が動かない。東北楽天・辛島投手は得点圏に走者を背負いながら、直球、変化球をコーナーに丁寧に投げ分け、序盤5イニングスを4安打、無失点。対する榎田投手も、先制こそ許したものの粘りを見せ、追加点...