11月24日、東京ドームで行われた「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の決勝戦は、0対4で日本が敗れた。しかし、多くの選手に大きな収穫があっただろう。特に大事な場面で任されるようになった藤平尚真投手の成長は、目を見張るものがあった。
この決戦の日も8回表に3番手で登板すると、打者を3塁まで進めたものの、この大会で打率.364と好調のタイ・ペイフォン選手を空振り三振で切ってとった。
「0でしっかり帰ってきて、チームに良い流れを持っていけたらいいなと思ってましたけど、相手もいいピッチャーで、本当に強いチームでした」と振り返る。
「自分自身を成長させてくれた大会」
強化試合と一次ラウンドの3試合で、9者連続三振と圧巻の投球を続けていた藤平投手だったが、彼の名を日本の野球ファンだけでなく、一躍世界に轟かせたのは、11月17日のキュー...
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