15歳で親元を離れて寮生活「しんどいですよ」
今夏で100回大会を迎える全国高校野球選手権記念大会。長い歴史の中で数々の名勝負、ドラマが生まれてきた。今回Full-CountではNPBの選手、コーチたちに甲子園を目指した高校時代を振り返ってもらった。初回は名門・PL学園の今岡誠(現・真訪ロッテ2軍監督)だ。
高校時代のことを問われた今岡は、「野球というより、寮生活の方が大変でしたね」と苦笑いした。
出身は兵庫県宝塚市。PL学園は全寮制のため、入学と同時に親元を離れ、先輩や仲間たちと寮生活を始めた。1年から3年まで8人が同じ部屋で生活し、炊事、洗濯、掃除などを分担する。野球エリートの集まりとはいえ、まだまだ多感な15歳だ。いきなり飛び込むことになった新生活に戸惑...