先週始まった「日本生命セ・パ交流戦」も11試合を消化し、各チームとも早くも4カード目の最終戦となった。初戦は落としたものの、秋山選手の本塁打を含む猛打賞の活躍や中継ぎ陣の奮闘により、横浜DeNAとの対戦成績を1勝1敗とした埼玉西武。今日の先発であるウルフ投手は5月12日以来白星から遠ざかっているだけに、打線がしっかりと援護したい。対する横浜DeNAの先発は今永投手。2連勝中の左腕は、パ・リーグ屈指の強力打線を相手にどのような投球を見せてくれるか。
両チームとも先発投手が安定した投球を披露し、序盤3イニングスは0が並んだ。ようやく試合が動いたのは4回裏。先頭の金子侑選手が二塁打を放ち、続く源田選手が犠打を決めて1死3塁の好機を作る。この場面で3番・秋山選手の打球はゴロとなったものの、横浜DeNAの二塁手・エリアン選手の野選によって、埼玉西武が1点を先制した。
5回以降は両チームの投手陣が盤石の投球を見せ、息詰まる投手戦が繰り広げられる。横浜DeNAの今永投手は8回裏に満塁のピンチを背負うなどしたものの、8イニングスを1失点に抑える好投を披露。対して埼玉西武は、ウルフ投手が7回を投げ76球と省エネ投球を見せ、8回表はシュリッター投手が得点圏に走者を背負いながらも無失...