昨日まででパ・リーグ21勝、セ・リーグ9勝と今季も「実力のパ」を見せつける結果になっている「日本生命セ・パ交流戦」。1勝1敗で迎えるこのカードの最終戦、北海道日本ハムは米球界から7年ぶりに日本球界復帰の村田投手が5月3日以来の先発。交流戦に入ってから先発投手が5回前後で降りる試合が続くだけに、長いイニングを投げてプロ初勝利をつかみ取りたいところだ。一方の阪神はルーキー・小野投手がプロ初勝利を目指して3度目の先発マウンドへ。未だ打率4割を保つ近藤選手を筆頭に個性的な選手が並ぶ北海道日本ハム打線にどのように挑んでいくか、注目が集まる。
キレのある速球を中心に低めへボールを集める阪神・小野投手を前に、北海道日本ハムは3回まで無得点に終わる。一方、村田投手は変化球をコーナーに集める投球で2イニングスを無失点に抑えたものの、3回裏に1死1,2塁から阪神・高山選手に中前適時打を浴び、先制点を許してしまう。
4回表の攻撃が3者凡退に終わり、流れを変えたい北海道日本ハムは5回に早くも村田投手の打順で代打・市川選手を起用。しかし、三振に終わりこの回も3者凡退とな...