2023年の埼玉西武は、投手陣を中心に若手の台頭が目立った。なかでも、プロ2年目のシーズンを戦った若獅子が大きな成長を遂げた。今季プロ3年目を迎える3選手について、昨季の活躍を振り返る。
隅田知一郎 狙うは念願の2桁勝利
【2023年成績】
22試合 9勝10敗 131回 128奪三振 防御率3.44 WHIP1.25
1勝10敗と苦しんだルーキーイヤーを乗り越え、飛躍を遂げた隅田知一郎投手。昨季3登板目となった4月19日の福岡ソフトバンク戦で389日ぶりの勝利を挙げると、夏場にかけて尻上がりに調子を上げていった。
8月9日の北海道日本ハム戦では、自己最多132球の熱投で自身初の完封勝利を達成すると、後半戦は最後まで先発ローテーションを守りきり、シーズン9勝をマークした。オフにはU-23日本代表に選出され、韓国戦で7回7奪三振無失点の快投を披露。今季は、昨季あと一歩及ばなかった2桁勝利を達成し、左のエースとしての立ち位置を築きたい。
佐藤隼輔 快速球で勝利の方程式の一角を担う
【20...
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