千賀、甲斐とともに育成同期そろい踏みの活躍
福岡ソフトバンクの牧原大成内野手が16日、本拠地での埼玉西武戦の7回にうれしいプロ初本塁打を放った。さらに、初本塁打を含む猛打賞で3打点と大活躍だった。
きれいに振り抜いた打球が右中間のスタンド最前列に吸い込まれた。8年目での初本塁打だ。「何が起きたかわからなかったが、審判が手を回していたので…」と自身も驚く一発だったが、試合後には「相手投手の力を利用して打てた。逆方向という意識がある中で、自分の形を崩さずにうまく回ってホームランが打てた」と冷静に振り返った。
シーズン前半は打撃に苦しみ、なかなか1軍に昇格できなかった。悔しさもある中で、球宴前にようやくつかみ取った1軍切符。打撃コーチから「バットが遠回りしている」という指摘を受け「体を開かずに逆方向に打つ」ことを徹底している。2回裏の第2打席で放ったレフトへのタイムリーがまさにその形。牧原も「あれが自分の理想のバッティング」と語る。続く第3打席も逆方向にヒットを放ったことが、前述の「自分の形を崩さずに」という言葉につながっ...