通算250セーブを達成した投手は、長い球史においてもわずかに4名のみ
10月2日、平野佳寿投手が日米通算250セーブを達成した。通算250セーブを達成した日本人選手は、長い球史の中でもわずか4名しか存在しない、非常に希少な記録だ。
また、過去3名の達成者(岩瀬仁紀氏、佐々木主浩氏、高津臣吾氏)は、いずれもNPBにおいてはセ・リーグ球団のみでプレーした投手たちだ。その一方で、平野佳投手はNPBではオリックス一筋で活躍を続けてきた。すなわち、今回の偉業はパ・リーグの投手としては初の快挙、という見方もできよう。
今回は、平野佳投手のこれまでの球歴に加え、日米で積み上げてきたキャリアにおける指標や、今季の球種別被打率といった各種データを紹介。名球界入りの条件を満たした稀代の守護神が持つ凄みについて、より深く掘り下げていきたい。
2010年にリリーフに転向し、中継ぎと抑えの双方でタイトル獲得を果たした
平野佳投手がこれまで記録してきた、年度別成績は下記の通り。