2度目の来日で進化遂げた要因 埼玉西武助っ人が熟知する“日米の大きな差”「横が長い」

2023.9.22(金) 07:30 Full-Count
インタビューに応じる埼玉西武・ブルックス・クリスキー※写真提供:Full-Count(写真:小林靖)

日本のストライクゾーンは「横長で内・外角が広い」

 2022年は横浜DeNAでプレーし、2023年はシーズン途中から埼玉西武に加入したブルックス・クリスキー投手。8月23日に1軍合流を果たした後、11試合5セーブ1ホールド、防御率2.45の好成績をマークしている(21日現在)。横浜DeNA時代以上に持ち味を発揮しているように見えるが、Full-Countのインタビューに進化の要因を明かしてくれた。
 今年の来日前はMLBのロイヤルズに所属し、メジャーでも4試合に登板した。「昨年の経験があったので、あらかじめ日本の野球に対して理解がありました。実際にアジャストできていると思います」とうなずく。「アメリカで1つ1つの球種を磨いてきたので、自信を持って日本に来ることができました」と続ける。
 ポイントの1つは、武器であるスプリットの使い方だ。「昨年、日本の野球に合わせてスプリットを多く使い、ある程度通用するという自信を得ました。アメリカに戻った後には、(スプリットを)空振りを取るだけでなく、ストライクゾーンに投げてカウントを稼ぐ球としても使える感覚が生まれました。お陰で他の球種を含め、ゾーン内で攻撃的な投球ができるようになったと思います」...

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