パ・リーグにおける三冠王は、18年間にわたって誕生していない
福岡ソフトバンクの近藤健介選手が、打率、本塁打、打点の主要3部門において、いずれもリーグ上位の成績を残している。昨年は東京ヤクルトの村上宗隆選手がセ・リーグの三冠王に輝いたが、パ・リーグで三冠王を獲得したのは2004年の松中信彦氏が最後となっている。
今回は、近藤選手のこれまでの活躍ぶりをあらためて振り返るとともに、2004年に三冠王を獲得した松中氏と、今季の近藤選手のケースを比較。実際に三冠王に輝いたホークスの先達の例を振り返ることによって、近藤選手が三冠王に輝く可能性を探っていきたい(成績は9月15日時点)。
リーグ屈指の好打者として活躍してきたが、今季は長打力も大きく向上
近藤選手がこれまで記録してきた、年度別成績は下記の通り。