左腕として、球団史上初の快挙に向けて。ゴールデンルーキーは「有言実行」を果たせるか

2018.6.19(火) 14:37 パ・リーグ インサイト 望月遼太
オリックス・バファローズ 田嶋大樹投手(C)PLM

球団史上10年ぶりの偉業と、球団史上初の快挙に向けて。オリックスの田嶋大樹投手が開幕からローテーションを守り、新人離れした好投を続けて早くも6勝をマークしている。新人王獲得の可能性も高まりつつあるゴールデンルーキーは、このままプロ野球人生で一度きりのチャンスをつかむことができるだろうか。
高校時代に佐野日大高校で活躍した田嶋投手は、卒業後に進んだJR東日本で主戦投手としての活躍を見せてプロのスカウトからも高い評価を得る。オリックスの担当スカウトが「アマチュアNo.1投手」と評するなどドラフト上位指名が確実視される中、オリックスと埼玉西武が1位指名で競合。くじ引きの結果オリックスが交渉権を獲得し、大きな期待を背にプロ入りを果たした。
田嶋投手はプロで通用するかのテスト的な位置づけともなったオープン戦で3試合に登板し、1勝1敗、防御率3.07と結果を残して期待通りに開幕ローテーション入りを果たす。そして開幕2試合目となる3月31日の福岡ソフトバンク戦でプロ入り初登板を初先発で飾ると、昨季日本一に輝いたチームを相手に5回1失点と試合を作り、見事にプロ入り初勝利...

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