2023年の福岡ソフトバンクでは、し烈なポジション争いが予想される。中でも特に激戦となりそうなのは、外野手のポジションだ。新加入の近藤健介選手をはじめとした実績十分の選手から、昨季頭角を表した選手まで、好成績を期待できる選手が目白押しとなっている。外野手争いを勝ち抜く選手は一体誰になるのか、たった3枠のレギュラー外野手を狙う選手たちの顔ぶれを見ていく。
実績面では柳田悠岐、近藤健介が抜け出す
実績からも最もレギュラーに近いと考えられるのが、柳田悠岐選手、近藤健介選手の2人だ。
柳田選手は2度の首位打者やトリプルスリーなどを達成している、パ・リーグが誇る大打者。しかし昨季は1試合5三振を喫するなど不振が目立ち、規定打席に到達したシーズンとしては初めて打率が3割を切った。それでも、ケガをおして出場したレギュラーシーズン終盤からクライマックスシリーズにかけて本塁打を連発。今季は打棒の健在ぶりを示せるか。
今季からFAにより加入する近藤選手も、11年間の通算打率が3割を超える巧打者だ。昨季は規定に届かなかったが325打数98安打、打率.302という成績を...