吉田正尚がけん引。主力が軒並み苦しむも、チーム一丸となってリーグ優勝をつかむ【オリックス・バファローズ2022:野手編】

2023.1.3(火) 08:01 パ・リーグ インサイト
BUFFALOES Season Review 2022(C)PLM

 劇的なリーグ優勝、そして勢いそのままに東京ヤクルトとの「SMBC 日本シリーズ2022」を制し、26年ぶりの日本一を果たしたオリックス。今年はリーグ全体として投高打低の傾向が見られ、昨季の主力野手陣もシーズン序盤は中々調子が上がらずにいた。
 しかし今シーズンのオリックスは、驚異的な得点力はなくとも、他のどのチームにも負けない結束力があり、まさに一致団結という言葉が似合う打線であった。今回は、打者に注目して激動の2022シーズンを振り返っていく。

3年連続の偉業こそ逃すも、圧倒的な実力を見せつけた吉田正尚

 2020年に打率.350、2021年に打率.339をマークし、2年連続で首位打者に輝いた球界屈指のコンタクトバッター、吉田正尚選手。長いプロ野球史で過去に6人しか達成していない「3年連続首位打者」という大偉業に挑んだ今季は、4月に打率.372を記録するなど開幕から大爆発。5月に一時戦列を離れ調子を崩すも、6月中旬に復帰を果たすと、後半戦は本来の打棒を発揮した。
 7月には打率.322、20打点を挙げ自身5度目の月間MVPを獲得すると、8月以降は打率.375を残し、打率トップの松本剛選手を猛追。厳しいマークにあいながらも最終的にリーグ2位の打率.335をマークした。偉業こそ逃すも、2年連続リーグトップ・自己最高のOPS1.008を残し、圧倒的な打棒を見せつけた吉田正選手。12月8日にはMLBのボストン・レッドソックスと入団合意に至り、渡米前に最高の置き土産を残した球団史上屈指のスーパースターの挑戦に、今後も目が離せない。

昨季の本塁打王は不振にあえぐも、存在感を発揮

 昨季32本塁打を放ち、オリックスではT-岡田選手以来12年ぶりの本塁打王を獲得するなど、大ブレイクを果たした杉本裕太郎選手。しかし今季は他球団からのマークが一段と厳しくなり、自身の不調も重なって3・4月は打率.133と開幕から大ブレーキ。6・7月に3割近い打率をマークし持ち直すも、最終的に打率.235、本塁打も15本と半減するなど、シーズン成績は...

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